フランス、ブルターニュ地方のオイルサーディン缶です。

フランス、ブルターニュ地方のオイルサーディン缶です。


かつてフランスの片田舎に、少しの間住んでいたことがありました。日本は細長ーい国ですが、フランスはクッキー生地をめん棒で伸ばしたような、縦横にでーんと広がった国。そのため真ん中辺りに住んでいると、めったに海を目にすることがありません。田園地帯のど真ん中では、農作物は有り余るほど豊富でしたが、海産物はさっぱり。魚がなくても生きていけないことはないですが、やはり魚の国の日本人、そこはかとなく魚に飢えた状態。(売ってることは売ってるんだけど、なんというか、目が死んでるものが多い)。
そこで夏休みになると、ぷつんと糸の切れた風船となり、大西洋沿いの町ブルターニュへ、ふわーっと一目散に飛んでいったのでした。さ~か~な~。

ブルターニュ地方は、シードル、バター、ゲラント塩、そば粉のクレープなどなど美味しいものに満ち満ちた地域でして、もちろん魚介類も新鮮で豊富。まあとにかく魚三昧です。すっかり堪能した上に、またあの海のない田園地帯で生き延びるため、ここぞとばかりに魚製品を大量購入。そのときふと見つけたのが、ラ・ベル・イロワーズ(la belle-iloise)という、海産物加工メーカーです。1932年創業。本社はキブロンという港町にあり、ブルターニュの各地にも支店があります。店内にはカラフルな缶がどっさり積んであって溢れんばかり。まるで缶詰の洪水。サーディン、ツナ、魚のスープ、パンに塗るためのペーストなどもあり、ほくほくと夢中で買い求めました。

パッケージデザインがまた素敵過ぎる。食べたらポイされるであろう缶詰だろうに、この完成度の高さ。グラフィカルに描かれた魚やオリーブの絵。そして文字のフォント。あまりにハイクオリティで衝撃的でした。(ちなみにここを最初に見つけたのは、かれこれ8年前)。中身よりまずジャケ買い。しかし、味はきっと見た目に比例する。どれも欲しい!食べてみたい!とてもじゃないけど1つには選びきれません~。悩ましいことよ。魚への飢えとデザイン性の高さで欲望は2倍。缶詰は重いので本当は嫌なのですが、とにかく持てるだけ持って、えっちら帰ってきました。

写真左はスパイシーなグリーンペッパー入りのオイルサーデイン、右は白ワインのミュスカデをベースに、レモンやピクルスで爽やかにマリネされています。どちらも新鮮なイワシと上質なオイルを使用し、添加物・保存料は一切なし。開けるのがもったいなく、でも食べたい衝動も大きく、ジレンマの日々。そのままワインと一緒にはもちろん、パスタやサラダに合えたり、チーズに添えたり、ご飯に乗っけて醤油をたらしても美味しい。オイルが上品でサラッとしており、お魚はもっちりジューシー。そんじょそこらのサーディンじゃございません。さらに缶はできることならきれいに洗って、何かに再利用したいくらい。ちょっとしたプレゼントにも嬉しい、魅惑の缶詰です。


ラ・ベル・イロワーズ(フランス語)
http://www.labelleiloise.fr/

※写真の缶詰、日本ではこちらで購入できます。
アクアメール
http://aquamer.co.jp/

※種類は違いますが、同メーカーの商品をスタイルストアでも販売。
http://stylestore.jp/mojo/ProductInfo/sku/LD003-00-0000-0094/

【編集部おすすめの購入サイト】

楽天市場で人気の雑貨を見る

Amazonで人気の雑貨を見る

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。