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本場韓国の激うまキムチ! 簡単レシピと厳選のお土産(2ページ目)

韓国で食堂に入れば、必ず出てくるのがキムチ。たとえそこがイタリアンレストランだとしても、キムチを用意しているお店は少なくありません。本場の美味しいキムチを食べたなら、お土産に日本にも持って帰りたい!そこで、マートで買えるおすすめの美味しいキムチをガイドが紹介します。

松田 カノン

執筆者:松田 カノン

韓国ガイド

冬の一大イベント、キムジャンとは

毎年ソウル広場で行われる韓国ヤクルトによるキムジャンの様子。漬けたキムチは全て経済的に困難な暮らしをしている人たちに配られます

毎年ソウル広場で行われる韓国ヤクルトによるキムジャンの様子。漬けたキムチは全て経済的に困難な暮らしをしている人たちに配られます

毎年11月の下旬から12月の上旬になると、各家庭ではキムチを漬けるキムジャンという行事が待っています。かつて、野菜の収穫が難しかった冬から春先にかけて、食料保存の意味でキムチをまとめ漬けするようになったことが始まりです。 キムジャンの季節になると、市場やスーパーなどのほか、どっさり白菜を積んだトラックなどをあちらこちらで見かけるようになるので、この光景を見ると、ああもう本格的に冬が来たんだな、と感じます。

 

このキムジャンは、現在でも各家庭で行われており、結婚した女性は義理の両親とともにキムチを漬けたりもします。他にも食堂などでは従業員が集ってキムチを漬けたり、企業や民間のボランティア団体などが皆で漬けたキムチを高齢者宅や経済的援助が必要な家庭に届けたりする活動も活発に行われています。このように、韓国では重要なイベントであるキムジャン。2013年には、家族や近隣との交流を深めることで共同体意識の確立につながり、さらに食材の創意的な使用法と食習慣を持つ、ということでユネスコ人類無形遺産に登録されました。キムチと韓国、やはりその関係には深い文化があるんですね。

簡単!キムチの作り方

切って、混ぜて……なかなか楽しいキムチ作り。材料さえそろえば日本でだって自分流美味しいキムチ、作れます!

切って、混ぜて……なかなか楽しいキムチ作り。材料さえそろえば日本でだって自分流美味しいキムチ、作れます!

さて、食べるだけじゃつまらないので、白菜キムチがどうできあがるかを簡単にご紹介します。

 

<作り方>
白菜の葉にまんべんなくしっかり塗りこむのがポイント。こうして何日か保存することで味がしみこんでいきます

白菜の葉にまんべんなくしっかり塗りこむのがポイント。こうして何日か保存することで味がしみこんでいきます

1.キムチ作りをする前日に白菜を塩漬けにする
2.大根やネギ、梨、にんにくなどを細かくカットする
3.刻んだ野菜に唐辛子粉やにんにく、アミの塩辛などを入れてよく混ぜ合わせ薬味を作る
4.白菜の葉の間に薬味を塗りつけるように入れる
5.自家製キムチが完成!
3~5日ほど漬けておくと、味もしみこみ旨みがまします。

 

キムチに使う食材も家庭によって少しずつ違うことも。キムチはおなじように作っても、作り手により味が違ってくるという魅力があります

キムチに使う食材も家庭によって少しずつ違うことも。キムチはおなじように作っても、作り手により味が違ってくるという魅力があります

キムチは同じ人が作っても、作る場所によって味が全く変わってくるといいます。気候や水質、塩加減、使用する食材が育った環境などにより、まず白菜を塩漬けする必要のある日数から違うそうです。作り方は意外と簡単ではありますが、美味しい味を引き出すためには工夫と研究が必要な奥深い食べ物なんですね。韓国では外国人観光客がキムチ作りを体験できる施設もたくさんあるので、是非訪れてみてください。自分で作ったキムチの味は格別ですよ!
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