国内と同じ料金で通話やインターネットができる「アメリカ放題」
NTTドコモとauが冬商戦に向けた新製品・サービスの発表会を実施した一方、ソフトバンクモバイルは大規模な発表会を実施しないと表明したこともあり、冬商戦に向けてどのような新製品やサービスを投入しているのか、いまいちよく分からない人も多いかと思います。そこでここでは、ソフトバンクモバイルがiPhone 6/6 Plusの発表前後に公表した新製品やサービスを、改めて紹介しておきましょう。サービス面で注目されるのは「アメリカ放題」です。これはソフトバンクが傘下に収めたスプリントのネットワークを利用することで、国内のiPhone利用者がアメリカに訪れた際にも、国内と同じ料金で通話やSMS、パケット通信が利用できるものです。国際ローミングを利用するよりはるかに安いことから、アメリカに頻繁に訪れる人にとっては非常に便利なサービスとなるでしょう。
アメリカ放題の対象となるのは、現在のところソフトバンクモバイルとスプリント、双方のネットワークに対応しているiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air 2の3機種。利用するには「世界対応ケータイ」への申し込みが必要なほか、モバイルデータ通信を「オフ」にするなどの設定が必要になります。また従来のSIMカードでは利用できないことから、アメリカ放題を利用する際は対応するSIMへの交換が必要となる点にも注意が必要です。
なお月額料金は980円ですが、現在はキャンペーンにより無料となっているほか、「スマ放題」でデータ定額パック・標準(5GB)以上を利用している人はキャンペーン後も無料となるようです。サービスは9月19日より開始しています。
次は、ソフトバンクモバイルの新端末について説明します。