崎陽軒といえば「シウマイ」。その謎に迫る!

崎陽軒の看板商品といえば「シウマイ」。まずは、シウマイの謎に迫ります。

崎陽軒の謎<1>どうしてシュウマイではなく「シウマイ」と呼ぶ?

横浜土産の定番「昔ながらのシウマイ」15個入590円(税込)

横浜土産の定番「昔ながらのシウマイ」15個入590円(税込)

崎陽軒の初代社長・野並茂吉氏は栃木県出身で、独特の訛りでシュウマイのことを「シーマイ」と言っていました。その発音が本場中国の発音によく似ていたそうで、中国の発音に近づけるということで、「シュウマイ」ではなく、「シウマイ」という表記が採用されました。というわけで、崎陽軒といえば「シウマイ」なのです。

崎陽軒の謎<2>崎陽軒のシウマイには化学調味料が入っていない!

シウマイの原料は豚肉、たまねぎ、干ホタテ貝柱、グリーンピース、砂糖、塩、コショウ、でんぷん、皮に使われる小麦粉の全9種類のみ。1928(昭和3)年の発売開始以来、レシピを変えることなく、また化学調味料だけでなく、保存料も使われていません。シンプルな材料だからこそ、飽きが来ず、「また食べたい」と思わせてくれるんでしょうね。

崎陽軒の謎<3>シウマイについてくる「ひょうちゃん」って何者?

「ひょうちゃん」とは、ひょうたん型をした磁器製しょう油入れのこと。「昔ながらのシウマイ」(15個入、30個入)と「特製シウマイ」(6個入、12個入、22個入)に入っています。※ただし、羽田空港売店で販売されている商品はすべてプラスチック製
磁器製のしょう油入れ「ひょうちゃん」。1996(平成8)年からコルク栓(画像)から現在のゴム製になりました

磁器製のしょう油入れ「ひょうちゃん」。1996(平成8)年からコルク栓(画像)から現在のゴム製になりました


もともとは、無地のひょうたん型のしょう油入れでした。そこに漫画家の横山隆一先生が「目鼻を描いてあげよう」ということで、1955(昭和30)年、いろは48文字にちなんで48種類のひょうちゃんが誕生しました。
いろは48文字にちなみ、48種類の顔があった初代ひょうちゃん

いろは48文字にちなみ、48種類の顔があった初代ひょうちゃん


1988(昭和63)年、崎陽軒創業80周年を記念し、「オサムグッズ」のイラストレーター・原田 治さんによって、2代目ひょうちゃんが誕生しました。

現在は、2003(平成15)年に横浜工場のリニューアルオープンを機に、再び横山隆一さんの初代ひょうちゃん絵柄が復活、3代目のひょうちゃんとして入っています。これまでに登場したひょうちゃんは、約800種類以上もあるそうです。→こちら

また、ひょうちゃんをデザインした「ひょうちゃんグッズ」も密かな人気です。→こちら

崎陽軒の謎<4>「真空パック」という言葉を使ったのは崎陽軒が日本初!

今でこそ一般名称として使われている「真空パック」という言葉ですが、実は崎陽軒が独自に発案したものです。「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」など、真空パックされていない商品の賞味期限は約17時間(11時間以内に冷蔵保存した場合は40時間)と、やや短め。

「地方へのお土産にしたい」という要望を叶えるため、崎陽軒は1967(昭和42)年に「真空パックシウマイ」を開発しました。これにより、常温で10日、5℃以下なら約1ヵ月の保存が可能となりました。現在は改良を重ね、常温で5ヵ月間の保存が可能になっています。
「真空パック」という言葉は崎陽軒が発祥だった!「真空パックシウマイ」15個入590円(税込)

「真空パック」という言葉は崎陽軒が発祥だった!「真空パックシウマイ」15個入590円(税込)


また、2012(平成24)年には、ふたつの間を埋める商品として、「おいしさ長もちシリーズ」が登場。要冷蔵タイプのシウマイで、賞味期限は製造日を含めて11日。レンジで袋がぽんとはじけるまで加熱すると、できたての味が楽しめます。食べるタイミングやシチュエーションによって、使い分けてはいかがでしょうか。
要冷蔵で日もちがする「おいしさ長もち 昔ながらのシウマイ」24個入(6個入×4袋) 980円(税込)

要冷蔵で日もちがする「おいしさ長もち 昔ながらのシウマイ」24個入(6個入×4袋) 980円(税込)


崎陽軒の謎<5>「ジャンボシウマイ」が人気!崎陽軒で結婚式?

崎陽軒本店には結婚式の披露宴などができる会場があります。そこで披露宴を行う年間約100組のカップルが、ケーキの替わりに「ジャンボシウマイ」に入刀しているのをご存知でしょうか。「横浜らしい、思い出に残る演出」として人気があり、これを目当てに崎陽軒本店で披露宴をするカップルも多いとのこと。
「ジャンボシウマイ」の演出は崎陽軒ならでは

「ジャンボシウマイ」の演出は崎陽軒ならでは


ジャンボシウマイは、中(直径20cm)、大(直径25cm)、特大(直径30cm)の3種類で、中からあふれ出てくるのはホタテがより多く入り、ジューシーな「特製シウマイ」。ほかほかの状態でゲストに配られるので好評だそう。結婚式のほか、お祝いの席などでもジャンボシウマイの演出ができます。

崎陽軒の謎<6>工場見学で食べられる「できたてシウマイ」はどんな味?

崎陽軒横浜工場では、2003(平成15)年から安心・安全な「シウマイ」の製造工程が見られる工場見学が行われています。毎週水・木曜日・金曜日・土曜日  の1日2回実施され、希望日の3ヵ月前の「1日」から電話で予約受け付けが開始されます。毎月1日は電話がかかりにくく、3ヵ月先まで予約でいっぱいという大人気の工場見学です。
蒸しあがったシウマイを箱に詰めるロボット。アームのしなやかな動きにハマる見学者が多いとか

蒸しあがったシウマイを箱に詰めるロボット。アームのしなやかな動きにハマる見学者が多いとか


工場見学のお楽しみのひとつが、できたてのシウマイと横濱月餅の試食。できたてシウマイはあたたかい状態で食べられるので、ホタテの風味がより感じられ、いつも食べている「シウマイ」とはひと味違います。
工場見学については→こちら
試食できるのは、特製シウマイと昔ながらのシウマイ(2個)、横濱月餅。ひょうちゃんは持ち帰りOK

試食できるのは、特製シウマイと昔ながらのシウマイ(2個)、横濱月餅。ひょうちゃんは持ち帰りOK

この「できたてシウマイ」。実は、工場見学しなくても食べることができるんです。横浜工場内には「プチミュージアムショップ」があり、予約なしで工場見学の一端を体験することができます。そこで「工場できたてアツアツメニュー」が食べられます(昔ながらのシウマイ3個 100円税込 など)。ぜひ一度、できたてシウマイを食べてみてくださいね。

崎陽軒横浜工場(都筑区)に併設されている「プチミュージアムショップ」のようす(2013年10月30日撮影)

崎陽軒横浜工場(都筑区)に併設されている「プチミュージアムショップ」のようす(2013年10月30日撮影)


ちなみに、3ヵ月先まで予約が埋まっている崎陽軒の工場見学ですが、まれにキャンセルが発生するとのこと。空きが出たかどうかは予約状況のページで確認することができますので、お昼前にチェックしてみてください。
予約状況のページは→こちら

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