条件分岐・制御構文
今回の記事ではRubyの基本的な条件分岐と制御構文について解説し、Rubyのifやcaseが値を返す「式」であることについても触れます。
if、unless
Rubyの if
はおおむね特別な知識を必要としない構文ではないかと思います。if
条件式のカッコやその後のthenは省略可能です
一点、「else if
」でも「elseif
」でもなく「elsif
」である事に注意してください。他の言語も一緒に書いてると混乱しがちです。
また、unless
は条件式が偽であれば実行される構文で、主としてコードの可読性を上げるためにifの代わりに使われます。
unless
使用ケースの目安として、経験上「◯◯でなければ実行」と頭のなかでシンプル読める場合にのみ使うべきであり、
else
句が登場するとき- 複数の条件が利用されるとき
には、unless
を使わない方が無難ではないかと思います。
Rubyの真偽
ここでやや横道にそれ、Rubyにおける真偽値の扱いをおさらいしておきます。
「false
とnil
のみが偽、それ以外は真」
です。0や空文字列も真なので注意してください。
次のページでは後置条件式、三項演算子を紹介します。