1万5000円を割り込んだ日経平均株価
日経平均株価は10月14日、300円を超える大幅下落となり、1万5000円を割り込みました。一時は1万4919円まで値下がりし、終値は1万4936円となりました。9月末には1万6000円台だったことから考えると、たった数週間の間に1000円以上も値下がりしたわけですから、体感的にはきつい下落ですね。
「日経平均1万6000円割れ。今後は上がる?下がる?」の記事では、ボックス相場に移るかは判断がつかずは五分五分といったところと書きましたが、いまだ底打ちしていないという状況です。
一体どこまで下がる可能性があるのか、さすがに気になっている投資家の方も多いと思います。そこで、日経平均株価の今後の行方を考えてみました。
株価チャートを確認
まずは日経平均株価の株価チャートを見てみましょう。10月に入ってからと言うもの、大部分の日が値下がりしている状態だと言えますね。株価チャートを見る限り、今回の下落は窓(空)を開けての下落ですので、とても勢いが強いと考えることができます。ピンク色の囲みの部分です。
「窓(空)」とは、株価が大きく下落(もしくは上昇)する時、勢いが強いあまりに株価が前日終値近辺で寄り付かないことがあり、株価チャートには空間が生じる場合があります。この空間のことを言います。
窓をどう考える?
ところで、日経平均株価が5月の安値から上昇する際に、窓が3つあいていることがわかります。窓に緑色で囲みをつけました。一般的に、3つ窓をあける(三空)と、勢いの力強さを確認できると言われていますので、10月の下落も5月の上昇も力強いという風に判断できるわけです。
株価は窓に引き寄せられて動く傾向があります。この埋めていない5月の窓を埋めることを狙って動く可能性も考えられます。(1万4100円~1万4700円前後)
すべての窓が埋められるわけではなく、埋められない窓も存在します。現状、すべての窓を埋めるまでに下落するかは判断が難しいと言えます。ですが、幾つかは埋める可能性があるのではないかと考えています。とりあえず下落基調がいまだ続いていますので、窓に対しての株価の動きを見てから投資の判断をしても遅くはないのではないでしょうか。今後の株価動向には注目しておいて損はないでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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