そもそも、韓流ってなに?
2000年頃に中華圏で韓国の大衆文化が大流行したことが”韓流熱風”と報道されたことから、韓流という言葉が生まれました。日本では2002年、日韓ワールドカップの年あたりから映画「シュリ」や、ドラマ「冬のソナタ」などの大ヒットによって、韓流(ハンリュウまたはカンリュウ)ブームが巻き起こりました。
元祖韓流スターはだれ?
日本よりも早く韓流ブームに火がついた中国で、その火種となったのはトレンディドラマ「星に願いを」。身寄りのいない貧しい女性が歌手と恋に落ちて、デザイナーとしても成功を収めるシンデレラストーリーで、主人公の歌手カン・ミン役を演じたアン・ジェウクが大人気に。アン・ジェウクは中国コンサートで5万人を動員するなど“元祖韓流スター”として、その名をとどろかせました。ちなみに「星に願いを」は、韓国でもアニメが放送されて大人気だった日本の少女漫画「キャンディ・キャンディ」の影響を受けて制作されたと言われており、アン・ジェウクはキャンディの恋人である”テリウス(テリィのこと)”の愛称でも知られました。
もちろん、日本における韓流の元祖といえば「冬のソナタ」のぺ・ヨンジュンとチェ・ジウ、そして「美しき日々」や「オールイン」で女性ファンを熱狂させたイ・ビョンホンらの名前が挙げられるでしょう。
”韓流スター”と呼ばれる定義とは?
”韓流”という言葉が、流行を示すことからもわかるように”韓流スター”という称号で呼ばれるのは、韓国のみならずアジア圏や世界でも、その名を広く知られているスターに限定されます。いくら韓国の国内で顔と名前を広く知られていても、少なくともアジアで有名にならなければ”韓流スター”とは呼ばれないのです。