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南房総の休日は「リゾートあわトレイン」で楽しもう(3ページ目)

南房総の館山~安房鴨川間は、普段は各駅停車しか走らないローカルな区間。しかし、風光明媚な海岸風景が楽しめることから、行楽シーズンには快速「リゾートあわトレイン」が走っている。海側が座席、山側がお座敷というユニークな車内やイベントカー、途中駅のホームでは物産の販売など、楽しみがいっぱいの観光列車に乗ってみた。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

「リゾートあわトレイン」へのアクセス、乗車案内

浜金谷駅

浜金谷に到着した「リゾートあわトレイン」

2014年春から、リゾートあわトレインは館山から浜金谷までの延長運転を開始。これにより、浜金谷から徒歩数分の金谷港に発着する東京湾フェリーを利用するのが便利になった。三浦半島の久里浜まで40分で結んでいるので、横浜など神奈川県から東京湾を横断して「リゾートあわトレイン」に乗りに行くのも面白いだろう。館山市内観光同様、リゾートあわトレインの指定券あるいは記念乗車証提示で、フェリー料金は割引となる。
(東京湾フェリーの割引、大人=片道720円→620円、往復1320円→1130円)
指定券と記念乗車証

リゾートあわトレインの指定券と記念乗車証

東京方面への連絡は、浜金谷から特急「さざなみ」利用が速くて快適だ。週末には「新宿さざなみ」も走るので、秋葉原や新宿まで乗り換えなしで行けるのがよい。青春18きっぷが使える時期なら、普通列車を乗り継ぐことになる。君津から東京方面へは、二階建てグリーン車を連結した快速電車もあるので、これを利用するのも手だ。
特急さざなみ

浜金谷では特急「さざなみ」に乗り継げる

「リゾートあわトレイン」の東側の起終点安房鴨川は外房線特急「わかしお」が接続している。鴨川やその先の勝浦あたりはレジャー施設や温泉もあるので、1泊すればかなり充実した週末が送れると思う。色々なプランが可能なので、乗るだけの計画ばかりではなく、思い思いの過ごし方を考えてみたい。

■2014年の「リゾートあわトレイン」運行日程
4/26(土)27(日)29(祝)5/3(土),4(日),5(祝),6(休)
8/2(土)9(土)16(土)23(土)30(土)
11/1(土)2(日)3(祝)22(土)23(日)24(祝)

■「リゾートあわトレイン」ダイヤ(主な停車駅のみ)
2014年8月
浜金谷10:21発⇒館山10:52着、11:25発⇒千倉11:38着、11:54発⇒安房鴨川12:27着

2014年11月
浜金谷10:46発⇒館山11:25発⇒千倉11:54発⇒安房鴨川12:37発⇒安房小湊12:48着

2014年8月&11月(安房小湊発は11月、8月は安房小湊~安房鴨川は回送運転)
(安房小湊13:10発⇒)安房鴨川13:25発⇒千倉14:05着、14:24発⇒館山14:36着、14:46発⇒浜金谷15:12着

乗車券のほか指定券520円、自由席は乗車券のみで乗車可。
但し、各種特典のある記念乗車証は指定席車でしかもらえない。

リゾートあわトレインのリーフレット

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