シンプルながらこだわりが潜む
カスタムのお手本のような一台
[01] 2013 XL1200V / HARLEY-DAVIDSON Plaza Itami ベースとなるXL1200V セブンティーツーは、1970年代のカスタムシーンに見られるチョッパースタイルをインスパイアしたスポーツスターで、この正規ディーラー ハーレーダビッドソンプラザ伊丹のカスタムモデルはノーマルのそれをさらに尖らせたもの。個性的な本来のスタイルを殺すことなくブラッシュアップさせたカスタム セブンティーツーの好例とも言える一台です。
どこか遠くへ行く、というよりは、夜のストリートを舞台とするスタイルですね。街中で見かけるスタンダードなバイクよりもクラシカルでシャープなシルエットが印象的で、無駄を削ぎ落しつつもデザイン面を意識した完成度の高い一台。ビンテージルックなファッションで乗り回すことに喜びを見いだす方向けのハーレーだと思います。
[手がけたショップ]
ハーレーダビッドソン プラザ伊丹 (兵庫県伊丹市)
屈指の人気モデルを
さらにカッコよくカスタム!
[02] 2014 FXSB / HARLEY-DAVIDSON Nerima現在、各ディーラーでも人気急上昇中だというFXSB ブレイクアウトのカスタムモデル。実はこのブレイクアウト、兄貴分であるファクトリーカスタムモデルのCVO ブレイクアウトというモデルがあり、この一台はそんな兄貴分に近しいスタイルへと昇華させたもの。オーナー(女性です!)曰く、「タンクグラフィックが気に入ったので、それを残しつつCVOの魅力を取り入れた」とのこと。
全体的にゴージャスな印象が強まった一台ですが、かといってCVOをそのまま取り入れているのではなく、大阪のハーレーカスタムショップ『トライジャ』によるワンオフのソロシートをチョイスするなど、オーナーの好みがそこかしこに伺えるスタイルとしてまとまっています。「そのまま乗ったんじゃ面白くない!」という想いが伝わってくるようですね。
[手がけたショップ]
ハーレーダビッドソン練馬 (東京都練馬区)
快適なツーリングを味わうための
考え抜かれたカスタムハーレー
[03] 2014 FLSTF / HARLEY-DAVIDSON Alphaベース車両は、映画『ターミネーター2』で主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが乗っていたハーレーダビッドソン FLSTF ファットボーイ。大きなヘッドライトとディッシュホイール(お皿のようなホイール)、そしてビンテージルックなソフテイルスタイルが魅力の一台です。オーナーは女性で、ツーリングを楽しめる一台にしたいという要望から新潟の正規ディーラー ハーレーダビッドソンアルファがプロデュース、ロングライドが楽しい仕様にまとめられています。
一般的なものよりも高いウインドスクリーンはハイウェイ走行時の防風を目的とするもの。パワフルなエンジンの性能をさらに引き出すエアクリーナーについても、スカルのエンブレム入りを選ぶなどデザインを意識したパーツチョイスでもあります。体をシートに預けて飛ばさない速度で高速走行が楽しめるファットボーイ、気がつけば、自分でも気づかないほど遠くまで走っていっちゃっていることでしょう。
[手がけたショップ]
ハーレーダビッドソン アルファ (新潟市中央区)
続いて、この道のプロフェッショナルが営むカスタムショップ プロデュースのカスタム ハーレーをご覧ください。