男のこだわりグッズ/大人の遊び心とセンスを発揮する

アイス専用リキッドコーヒーとカップでうまさに幸せを

おいしいアイスコーヒーは、おいしいホットコーヒーより安い豆でも大丈夫ですが、淹れる手間がかかります。ホットでおいしいからアイスでもおいしいとは限らないのも難しいところ。だからミカフェートの「リキッドアイスコーヒー」のような、自分好みの味のアイスコーヒー、そしてアイス専用のカップがあると、とても幸せな夏が過ごせるのです。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

おいしいアイスコーヒーを準備無しに飲むのは難しい

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起き抜けの冷たくてうまいアイスコーヒーは幸せだけれど、実現するのは意外に難しい

暑い夏の朝、起き抜けにゴクゴクとうまいアイスコーヒーを飲むと、スッキリするし、とても幸せなのですが、これが実現しようとすると難しいのです。ホットコーヒーなら、お気に入りの豆さえあれば、自分で淹れるのも難しくないですし、起き抜けにすぐ飲むというより、コーヒーを淹れる手順を通して、徐々に目を覚ましていくというのも風情があって良いのですが、アイスコーヒーは、すぐ飲みたいので困りもの。コーヒーを淹れて、氷の上に注いで、といった手順を踏んでる内に、まあ、ホットでいいや、おいしいし、といった感じになってしまいます。

つまりは、うまいリキッドコーヒーが冷蔵庫に常備されていれば良いわけです。氷を入れたグラスにさっと注げば間違い無くおいしいコーヒーが飲めるのですから。

しかし、ここにもう一つ問題が浮上します。それは「うまいアイスコーヒーとは何か」という問題です。アイスコーヒーは、うまいホットコーヒーを冷やせば良いというわけでもないのです。特にゆっくりと時間を楽しむような飲み方はアイスコーヒーには向きません。元々が、コーヒーの飲み方としては邪道なのです。グッと飲んだ時、コーヒーの香りと甘味を感じた後、スッキリとした苦味で切れ味良く飲み終わる、そういうソリッドさが欲しいのです(ガイド納富の好みですが)。

つまり、いわゆる「コク」とか「ふくらみ」はあまり必要とせず、口当たりと後口の良さ、そして、飲んだ後に鼻の奥などに変な香りが残らない事が重要だと思うのです。つまりは、コーヒーの良いとこ取りというか、エッセンス的な部分を後腐れなく味わいたいという、中々贅沢な要望。特に市販のアイスコーヒーにありがちな、飲んだ後で鼻の辺りがムズムズする感じが好きではないガイド納富は、コーヒーの味わいだけがスルリと入っていくようなアイスコーヒーで、でも、コーヒーらしさはたっぷりと味わいたいと、ちょっと矛盾したような要望を持っていたわけです。

ミカフェートの「リキッドアイスコーヒー」は予想通りおいしい

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ミカフェート「リキッドアイスコーヒー」3900円(1リットル入りパック×6パック)

で、うまいコーヒーを探したければ、まずはミカフェートだろうと思っていたら、季節限定ながら、ちゃんとアイスコーヒーが用意されていました。しかも、アイスコーヒーに向く豆ではなく、リキッドタイプ。ミカフェートだし一見価格も高そうだと思ったのですが、1リットルが6パックで3900円(税込)ということで、つまりは1リットルが650円。200mlで130円なので、180mlで130円(しかも税別)が標準の市販の缶コーヒーより安いんですね。

ということで、早速取り寄せて飲んでみました。もちろん、おいしいです。一般のチェーン系カフェのアイスコーヒーに比べると、格段に、気持ちいい甘味があって、苦味のバランスが良く、飲んだ後、ちゃんと喉の渇きが潤っています。アイスコーヒーの意外な落とし穴というか、モノによっては飲むとかえってまた水分が欲しくなる感じがするものがあるのですが(これはうまいまずいに関わりなくです)、このミカフェートの「リキッドアイスコーヒー」は、そういうことはありませんでした。

氷たっぷり、かき混ぜて少し溶かしてから飲む

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フルーティーな甘さとキレの良い後味の秘密は、レインフォレストアライアンス認証のコーヒー40%をベースに、アラビカ種のコーヒー100%使用の絶妙のブレンド。

もちろん、鼻がムズムズすることもなく、さらに嬉しいことに、喉越しに、コーヒーだけでなく水のおいしさも感じられました。これは、良いお茶、良い紅茶、良いお酒などでも共通なのですが、喉の奥で水のおいしさを感じられるのは、おいしい飲み物の共通点だと思っています。舌に水の味が感じられたら、それは「水っぽい」ですが、それではない、飲み物の向こうに感じる水の味です。うーむ、伝わりにくいかも知れませんが、「ああ、いい水を使っているんだな」という感じがするのです。
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甘さを足したい場合、砂糖やガムシロップよりも、メープルシロップや蜂蜜がお勧め。

何杯か飲んでいる内に、よりおいしく味わう方法もつかめてきました。一つは、氷をたっぷり入れてかき混ぜること。少し、氷が溶けて微妙に薄まったくらいが、このコーヒーは一番おいしくなるようです。なので、もちろん氷はなるべくミネラルウォーターなどで作ったものや市販のものを使った方がおいしくなります。あと、ナチュラルに甘いコーヒーなのでブラックで飲むのがおすすめです。

面白いのは、ちゃんとおいしくてコーヒーらしいコーヒーだからか、あまり量を必要としないんですね。200ml程度入る小ぶりのグラスに氷を3~4個入れてグラスいっぱいにコーヒーを注ぎます。この分量で、コーヒーを飲んだなあという充分な満足感があるのです。これだと、1パックで毎朝飲んで6日間、1日110円程度です。つまり、6パックで1ヶ月、夏はせいぜい3ヶ月ですから、12000円で夏中、このアイスコーヒーが楽しめる計算になります。これはもう、安いと言っても良いのではないでしょうか。

唇への当たりが素晴らしい織田幸銅器 RED&WHITEのカップ

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ミルクとの相性も抜群。後口の切れ味こそ失われるけれど、高級珈琲牛乳といった贅沢さが味わえる。

ブラックが苦手という方には、砂糖は入れずにミルクを入れて飲むのをおすすめします。このコーヒー、ミルクとの相性がやたら良いのです。もっとも、後味のキレは弱まるので、ガイド納富はミルクを入れて飲むと、飲み終わった後、水を飲みたくなるのですが、しかし、味は絶品です。コーヒーとミルクを3対2くらいにして飲むと、大人のコーヒー牛乳という感じで、これはどちらかというと、起き抜けではなく、午後の息抜きに飲みたい味でした。甘味を足すなら、砂糖よりもメープルシロップやはちみつを少量垂らすのがおすすめ。何だか凄まじく贅沢な飲み物に変身します。
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RED&WHITE「アイスコーヒーカップ」5863円(税込)

ここまでくると、コーヒーカップにもこだわりたいところ。アイスコーヒーを飲むのに、とても気持ちよかったカップをご紹介すると、織田幸銅器のブランド、RED&WHITEの「アイスコーヒーカップ」(5863円)です。持ち手まで熱伝導の良い胴を使ったカップは、氷をたっぷり入れてコーヒーを注ぐと、あっという間にカップ全体が冷えて、口当たりまでがとても冷たく、アイスコーヒーの冷たさを堪能できるようになっています。

そして、この極端に傾斜して大きく開いた口のおかげで、唇への当たりがやたらと良いのです。スーッと、冷たいものに触れているという微かな感触だけを残してコーヒーが口の中に入ってきます。容量も350mlなので、氷をたっぷり入れると、コーヒー自体は200ml程度。この「リキッドアイスコーヒー」を飲むのに良い大きさです。もっとも、外側全体もあっという間に濡れてしまいますから、コースターは必須です。また、冷たいもの専用ですから、熱い飲み物には使えません。ガイド納富は、この極端な逆三角形を描くフォルムがとても気に入っています。

<関連リンク>

・ミカフェートの「リキッドアイスコーヒー」はスタイルストアで購入できます。
RED&WHITEの「アイスコーヒーカップ」の情報はこちらです。
ミカフェートのオンラインストアはこちら
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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