まず、考えられるのは
- 的確なダイエット計画を実行していない
- 計画が適正に実行できない
この2つがダイエットの失敗の大部分でしょう。
ダイエットに限らず、人の「健康管理」に重要なファクターとして、食べ物と運動量があります。食べ物に関してはビタミンなど栄養素の問題もありますが、ダイエットのレベルで言えば重要な問題は「カロリー」のように思われます。
基本的には自分の運動量に対して「適正なカロリーを摂取」し、「適正な運動して」いれば、肥満することはないというわけです。
自分の運動量を知ることは、従来は難しいことだった
ダイエットの本などを見ていると、消費カロリーに関して「1時間歩くと◯◯カロリー」などと運動に対するカロリー消費量の表などがついてることがよくあります。しかし、運動における消費カロリーを的確に判断するのは難しいことです。なぜなら同じ運動していても、体重などによって消費カロリーが異なってくるし、同じように走る・歩くと言っても、速度が変われば消費カロリーが変わってくるからです。このように自分の運動量、消費カロリーを知る事は、従来は非常に難しいものでした。
しかし、そんな状況に変化が訪れました。常に体に身につけ、現実の自分の運動量を把握することができる「ウェアラブル」と呼ばれるデバイスが登場したためです。
運動量を把握できるウェアラブルデバイス
ソニーモバイルの「スマートバンドSWR10」などのリストバンド型のウェアラブルデバイスを使うと、腕に巻いておくだけで、手軽に日々の自分の運動量を把握することができます。ちなみに、このようなデバイスで消費カロリーを把握するために、ユーザーの身長体重などを設定しておく必要があります。また、タニタの「カロリズムエキスパート」などでは、体脂肪率・骨密度などのパラメータを設定することで、より緻密に運動に対する消費カロリーを把握することができます。
今や、この種のウェアラブルデバイスを使うことで、手軽に現実に自分の消費カロリーを知ることができるのです。
ダイエットのためのカロリー知識
消費カロリーが分かるようになったところで、「どの程度カロリーを消費すれば体重が減るのか?」という事にも触れたいと思います。まず、摂取カロリーよりも消費カロリーが上回っていれば体重が減るし、逆に摂取カロリーのほうが多ければ体重が増えるわけですが、通常1キロの体重減らすには7,000キロカロリーを消費する必要があるというのは定説です。
またタニタの方に聞いたところ、健康にあまり影響がなくダイエットしたい場合、的確な目標は1ヶ月あたり1キロ程度だといいます。
つまりは、健康に影響なく体重を落としたい場合、 7,000キロカロリーを30日程度で減らせばいいということで、1日あたり233 Kcal程度を余分に減らしていけばいいことなります。
ただし、年齢が上がり新陳代謝が低下すると、単純に数字通りに体重落ちなくなることが多いので、新陳代謝を上げるために軽いウォーキングなどある程度の運動する必要があるでしょう。
健康には1日1万歩歩く
さて、「自分は肥満しているわけではないからダイエット必要ない」という人もいることと思いますが、必ずしも肥満していないだけで健康とは限りません。運動不足によって筋力や持久力が不足しているとか、内蔵が弱ってしまってる可能性もあります。この健康を保つために必要な運動量としては、1日1万歩歩くといいという話があります。
このような「1日何歩歩いた?」ということもスマートバンドなどのウェアラブルデバイスで把握することができます。
また、健康には十分な睡眠が必要ですが、スマートバンドでは睡眠時間を記録することもできます。
ゲームのしすぎも管理
また、ソニーモバイルのスマートバンドはリンクしているスマートフォンで「どれだけゲームしているか?」とか、「動画を見ているか?」などもチェックできます。もし最近視力が低下しているなら、それはゲームのしすぎなのかも?などと自分の行動をチェックすることができます。
テクノロジで健康管理する時代
このように、ソニーのスマートバンドのようなウェアラブルデバイスで、運動量・消費カロリー・睡眠・日頃の行動を把握することで、それぞれの人にマッチした健康管理をすることができます。ウェアラブルデバイスを買って、単に消費カロリーの数字を見て、「なるほど」とか思っているだけの人も多いようですが、それを活用して健康管理してみてはいかがでしょうか。