Rubotoでアプリを開発する
環境設定が終わりましたので、続いてアプリ開発に入って行きましょう。といってもコマンド入力を行うだけで完了です。試しにパッケージ名が「com.yourdomain.whatever」というアプリを作ってみましょう。コマンドラインでと入力します。以上で完了です。ruboto gen app --package com.yourdomain.whatever
このようにすることで、whateverというプロジェクトが作成できます。これをエミュレータや実機にインストールする場合には、プロジェクトのディレクトリに入り
とします。インストール後にアプリを起動する場合にはrake install
とします。これらのコマンドを組み合わせて最初からrake start
とすることでapkのインストールから起動までが一挙に完了します。アプリを起動して最初の画面がこちらです。rake install start
初回インストールでは、Ruboto Coreのインストールを求められます。このRuboto Coreのパッケージを別途インストールする仕組みのため、Rubotoではapkのコンパイルが早くなっています。Ruboto Coreをインストールした後には、通常のアプリと同じように利用することができます。
ただ、この形式ですとユーザーにとっては非常に不便ですので、Rubotoでは最初からRuboto Coreを付属した形で配布することもできます。その場合には、アプリケーションのディレクトリに入り、コマンドで
とすると、jrubyのライブラリが同梱されたapkが生成され、Ruboto Coreを実機にインストールする必要がなくなります。また、最初からRuboto Coreを付属させてアプリを作成する場合には、コマンドオプションにruboto gen jruby
を追加します。--with-jruby
次回以降では、RubotoやRubyGemsのライブラリを利用してアプリを開発していきましょう。