鉄道/鉄道博物館

リニア見学センターで時速500kmの世界を体感しよう(2ページ目)

2027年に東京(品川)~名古屋間の開業を目指しているリニア中央新幹線。その路線の一部となる山梨県のリニア実験線は区間が42.8kmに延び、車両もL0(エルゼロ)系の長い編成となり、試運転も本格的となってきた。2014年4月24日には実験線の軌道脇にあった見学センターをリニューアルし、新館がオープンした。リニアの仕組みや開発の歴史を学べるだけでなく、試験走行のある日には間近で時速500kmの世界を体感できる施設だ。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

リニアの走行を体感するなら新館と旧館の3階へ

3階 「見る」
ジオラマ

大型ジオラマの中心は富士山とリニア

大型ジオラマは、富士山とリニア中央新幹線をメインにした将来の山梨の様子を俯瞰できる。また、リニアについての映像を鑑賞できるリニアシアターもある。しかし、何と言ってもメインは、本物のリニアの走行試験を間近に眺められるガラス張りの見学ラウンジであろう。天井から吊るされたモニター画面には、走行車両の現在位置と速度が表示され、列車が接近するとアナウンスもある。
リニア通過

リニア、500kmで通過!!

テーブル席

見学ラウンジにはテーブル席もある

待つことしばし、リニアは轟音とともにあっという間に文字通り矢のように走り去っていく。ラウンジの片隅には、テーブル席や自動販売機もあるので、飲食をしながら寛げる。売店はないので、暖かい軽食を摂ることはできない。
500km走行表示

時速500kmで走行中の表示画面

見学センター旧館は「わくわくやまなし館」となり、山梨の観光物産情報を発信しているコーナーがある。1階には売店があり、リニア関係のオリジナルグッズやお土産を入手することができる。3階には展望室があり、新館同様、リニアの走行を間近で見学できる。リニアの現在位置や速度を表示するモニター画面は新館と同じものが設置してある。東京方面の見通しは、新館よりもよいので、写真を撮るなら旧館がおススメだ。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます