山梨県立リニア見学センター、リニューアルオープン
新館は「どきどきリニア館」という名称で3階建て。以下、各階の見どころを紹介しよう。1階 「学ぶ」
まず目に入るのが本物の超電導リニア車両だ。これは、試験車両MLX01-2といって、1995年に試験走行のために誕生、2003年に鉄道の世界最高速度である時速581kmを記録した後、2011年まで活躍した。ほかには、50年にわたるリニア開発の歴史がパネルで展示されるとともに、歴代のリニア試験車両の模型も並んでいる。
2階 「体験する」
基本である「超電導リニア」のしくみについての説明と実際に実験と装置で体験するコーナーがある。係員が目の前で実験しながら、超電導について分かりやすく解説してくれるので、リニアについて身近に感じることであろう。磁気浮上走行を体感できる2人乗りのミニリニアもあって、ごく短い距離ながら楽しめる。
屋外見学テラスはガラス張りではないので、リニアが走行実験をするときには、風圧を体感できる。安全対策上、見晴らしはよくないので、写真を撮るにはあまり適していない。