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ホンダCBR1000RR 1週間通勤試乗レポート

ホンダのスーパースポーツバイクCBR1000RRはそのままサーキットに持ち込んでも走ることが出来る走行性能。サーキットでの走行性能は折り紙つきですが、果たして快適に通勤で使うことが出来るのか? 1週間通勤で使って、その走りを検証しました。

相京 雅行

執筆者:相京 雅行

バイクガイド

ホンダのフラッグシップSS「CBR1000RR」は通勤で使えるのか?

CBR1000RR

CBR1000RR

いつもお世話になっているホンダの広報車両が今回は軒並み貸し出中。

2台ほどお目当ての車両がありお借りすることが出来ないか聞いてみたところどちらも貸し出し中とのこと。

逆にどの車両なら借りることが出来るのか聞いてみたところ返答がきたのがCBR1000RRでした。

CBR1000RRといえば、ホンダのスーパースポーツ(以下SS)のフラッグシップモデル。

そういえば最近SSのバイクは試乗していなかったのでよい機会だと思って借りてみました。

本来SSの試乗レビューといえばサーキットコースを走行して高いポテンシャルをお伝えするものだと思いますがいつもどおり1週間通勤で使い町乗りでの性能をお伝えいたします。

CBR1000RRのポジション、足つきは通勤にはどうか?

CBR1000RRサイドビュー

CBR1000RRサイドビュー

SSのポジションは低い位置に装着されているセパレートハンドルとバックステップが基本。そのためネイキッドバイクなどに比べると前傾の窮屈なポジションになります。

CBR1000RRは数あるSSバイクの中では楽なポジションと言われていますが私は大差はないと思っています。

SSは加速時や高速走行時は上体が起き上がり、ポジションも楽になりますが、車の流れに乗って走行している時などは前傾の姿勢のためニーグリップをしっかりとしなければ肩と腕に負担がかかります。

その為、都内のようにストップ&ゴーが多いシチュエーションでは、楽なポジションの時間は極端に短くなります。特にSSに乗りなれていない方だと、初日は1時間も運転すると体が痛くなってしまいます。

しかし1週間毎日通勤で使用していると以外に体が慣れてきて苦にならなくなってきます。
シート高は820mmの為、足つきはそこまで悪くはありません。しかし、身長が165cmしかない私の場合はちょっとシート高いな。と感じるシチュエーションは多々あります。

CBR1000RRのエンジン特性は回転数に応じてキャラが変わる

SSのエンジン特性は基本的に高回転型でエンジンを回して高回転域を維持しながら走行します。

しかしこれはサーキットでの話。CBR1000RRの場合は1速でリミッターが当たるまでエンジンを回すと、簡単に100km/hを超えます。

しかし公道の法定速度は60km/h。高速道路であっても100km/hです。つまり、一番パワーの出る回転域は公道では使い切ることが出来ないことになります。

それでは、下はスカスカでパワーを感じないかというと、そんな事はありません。CBR1000RRは6000回転から7000回転を境にキャラクターがガラリと変わります。

先に説明したとおり、高回転型のエンジンのため、6000回転を過ぎた辺りからパワーがモリモリと出てきて目が追いついていかないぐらいの加速をします。

しかし、6000回転より低い回転域でもエンジンの回転はとても軽く回るのでパワーに不足は感じません。本来はパワーが一番出る高回転域以外も私が普段使っている同じくホンダのCB400SF(NC31)に比べたら遥かにレスポンス良く加速します。
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