5月の権利確定は全部で27銘柄
まいど、相場の福の神こと藤本です。5月権利確定の株主優待銘柄は、27銘柄しかありません。1年で最も多い3月の635銘柄から比較すると、非常に少ない銘柄数です。この少数の銘柄に株主優待狙いの買いが集中する可能性があります。この27銘柄から、相場の福の神オススメの株主優待銘柄をご紹介いたします。今回は、山梨県甲府市に本社がある中堅ホームセンター(HC)のくろがねや<9855> (東証2部) です。
くろがねや<9855>(東証2部)
山梨県甲府市に本社があります。山梨県が地盤の中堅ホームセンター(HC)です。株主優待の権利確定日が、5月15日です。注意してください。■株式データ 2014年4月11日終値基準
株価 395円
売買単位 100株
予想PER(連)20.79倍
PBR(連) 0.51倍
予想配当利回り 3.04%
時価総額 約46億円
■株主優待
権利確定日:5月15日
優待がもらえる株数:100株以上
優待内容:
(1)山梨県、神奈川県、東京都以外に在住の株主
100株~ 999株 1000円相当の山梨県産ワイン
1000株以上 2000円相当の山梨県産ワイン
(2)山梨県、神奈川県、東京都に在住の株主
100株~ 499株 2000円分の株主優待券(200円券×10枚)
500株~ 999株 4000円分の株主優待券(200円券×20枚)
1000株~1999株 6000円分の株主優待券(200円券×30枚)
2000株~2999株 1万2000円分の株主優待券(200円券×60枚)
3000株以上 1万8000円分の株主優待券(200円券×90枚)
■株価の推移
昨年2013年の5月の株主優待の権利付き最終日の5月10日に高値411円をつけましたが権利落ちで急落、6月7日には322円の安値を付けています。その後は、緩やかな上昇基調が続き、直近は400円手前まで戻っています。
■注目ポイント
沿革と現状
・幕末の動乱期の1863年(文久3年)、山梨県甲府市魚町に金物商「くろがねや布能金十郎商店」が誕生しました。「くろがね」とは、「黒金」すなわち「鉄」のことです。「くろがねやの刃物は良く切れる」と評判だったと伝えられています。この「くろがねや布能金十郎商店」から始まったのが、同社です。
・現会長の布能壽英氏が1950年代にアメリカに渡り、流通業を学んだことがきっかけで、創業の金物店からチェーンストアとして生まれ変わりました。
・当時すでにアメリカでは、豊富な日用品が驚くほどの低価格で販売され、誰もが豊かで便利な暮らしを悠々と享受していました。すべての人の毎日が潤ってこそ本当の豊かさ。明確な決意は、くろがねやの新しい使命となっています。
・半径約3kmという狭いエリアを1店舗がカバーし、毎日の生活に欠かせない暮らしの品を中心に品揃えしていることが、ホームセンターくろがねやの特色です。
・中部地区の同業のカーマと資本・業務提携を行っています。カーマとの商品の共同開発を行っています。
・予想配当利回りが3%超(4月11日終値基準)と高く、PBR(株価純資産倍率)も0.51倍と株価指標面から割安感があります。株主優待も株主の住む地域によって異なりますが、約4万円の投資で、2000円分の優待券か、1000円相当のワインが貰えます。
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