男のこだわりグッズ/モノを持ち運ぶ・整理

手放せない「コモノ」を一元管理出来る小型ポーチ

現代はコモノの時代と言ってよいくらい、仕事にも生活にも、細々としたアイテムがいくつも必要です。スマホ、手帳、筆記具は言うに及ばず、予備バッテリー、ケーブル類、メモ、メモリー関係などなど。それらをスッキリとまとめて持ち歩いたり、机の上に置いて使ったり出来る革のポーチを見つけました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

化粧ポーチとペンケースの中間的なポーチが欲しい

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LED「MOCOPO S」8100円(税込)

筆記具、Livescribe wifiスマートペン、USBメモリー、予備バッテリー、iPhone充電用ケーブル、SDメモリーカード、メモ、レンズ拭き。これらは、ガイド納富が外出時に必ず持って行くコモノ類です。もちろん、スマホやwifiルーター、デジカメ、ノート、手帳などは除いた、もっと小さなものに限っているのですが、これでも、持ち歩くコモノが少ない方だと思っています。多分、もっと様々な仕事や生活に必要な「小さなモノ」があるでしょう。
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大きく開く開口部。ペンケースにも化粧ポーチにも、眼鏡ケースなどにも使いやすい大きさ。

そして、こういう「コモノ」類をまとめて収納出来るケースは、案外見当たらないのです。ペンケースだと、大きめのものでも、ややサイズが足りません。どうしても、細長いモノを入れる事が前提なので、マチが足りない事も多いのです。かといって、袋的なものでは、出し入れのスムーズさに欠けますし、一覧性も悪いのです。多分、女性用の化粧ポーチ的なものが、使い勝手的に一番合うと思うのですが、男性が普通に持つにはデザイン的に厳しいものがあります。また、サイズ的に、あそこまで大きくなくても良いような気がします。男性用のグルーミングキット的なポーチも、やはり大き過ぎるのと、ファッションに寄り過ぎて、使い勝手が考えられていないものが多いように思います。
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カラーバリエーションは、奥からイエロー、オレンジ、レッド、ネイビー、ブラックの5色。

以前、このガイド記事で紹介した、ハイタイドの「ジェネラルパーパスケース」は、かなり用途的に合うのですが、あの平たい形状は、使うモノを一気に持ち歩いて、使う時には全部を取り出して使う、というスタイルに向いたもので、カバンの中や机の上に置いて、そこから出し入れして使う、というスタイルにはやや向かない部分もあります。やはり、理想はペンケースと化粧ポーチの間くらいのモノで、出来れば革製といった感じではないかと思うのです。

もっこりした形状と絶妙なサイズが万能を生む

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予備バッテリーもケーブルを付けたまま、筆記具もペンシースに入れたままで収納出来る。

LEDの「MOCOPO」は、その理想にとても近いというか、どうして、こういう製品が今までなかったんだろうと思ってしまったほど、とても自然にコモノを入れたくなるポーチです。「モコっとしているポーチだからMOCOPO」と名付けられたという、このポーチは、見た感じはやや大きめのペンケース、といった感じでしょうか。上部がガバッとがま口のように開くのが特徴的です。大きく開くから、中が見通せるし、何でも放り込むように入れる事が出来ます。
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このくらいなら楽に収納可能。筆記具をペンケースごと入れられるのが、実はとても便利なのだ。

コンパクトに見えますが、W169×H80×D65mmと、高さとマチが大きく、名刺サイズのメモ帳や、一本挿しのペンシースに入れた状態の筆記具、ケーブルを挿したままの予備バッテリーなどが楽に入ります。iPhoneも入るサイズなのです。しかも、袋と箱の中間のような、形はしっかりしているけれど材質は柔らかい革製という構造で、中に入れるものの形がバラバラでも、多少の無理はきく形状。思った以上に入るし、蓋を開けた時に内容物がこぼれ出にくいので、つい、どうしても必要というわけでもないものまで入れてしまいます。

がま口にヒントを得ながら金属パーツのない構造

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がま口にヒントを得た、折り込みで構成された開口部。マグネットで留めるのでスッキリしたルックス。

面白いのは開口部で、いわゆるがま口のように、サイドが折り畳まれて閉じるようになっています。そのため、角が立たず、カバンの中の収まりがとても良いのです。さらに、手に持った時にも角張らず、机に置いた時の佇まいも良い感じです。開閉の留め具はマグネットで、金属パーツが露出しない構造。そのため、どの角度から見てもコロンとした形状で、持った感じも柔らかく、金具がカバンの中で引っ掛かることもありません。また、上部を持ち上げるだけで大きく開くし、放せば閉まるので、開閉がとても素早く行えます。
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内容物が多い場合は、折り込みを外に出して容量を増やす事もできる。

材質は豚革製。折り方や縫い方などが丁寧で、形が綺麗になるように構造が考えられているので、机の上に置いた時の佇まいが良いのも、この「MOCOPO」の特長でしょう。革小物としてのレベルもとても高いのです。それでいて、気取らずに使えるあたりが上手く作られているなあと思います。

ガイド納富の「こだわりチェック」

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眼鏡ケースとメモ帳と万年筆を収納。ガイド納富のアナログ旅セット。

先日の旅行にも、この「MOCOPO」を持って行ったのですが、メモ、筆記具、ペンシース入りの万年筆、バッテリーといった、ホテルの中でも、外出先でも必要になるコモノ類を、全て収納出来て、机の上でもカバンの中でも利用出来るポーチとして、本当に頼りになりました。柔らかいけれど、ある程度形を保持する形状なので、いただいたクッキーなどを入れていても、中で壊れる事がありませんでした。夜市や屋台で使う爪楊枝なども入れていたら、後でとても助かりました。
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手で持った時のサイズ感が絶妙。歯磨き歯ブラシ髭剃り入れに使っても似合う。

カラーバリエーションもあるし、もう少し大きなMサイズ(1万584円・税込)、Lサイズ(1万4580円・税込)も用意されていて、それも使ってみるのが楽しみです。実際、こういうコモノ入れとしてのポーチは、今後大人のツールボックス的な製品として、色々出てくると思うのですが、その場合のお手本として、後続のメーカーさんはこのポーチを参考にして欲しいと思うのです。重要なポイントが見逃されがちなジャンルですので、まず、良い製品が登場した事を喜んでいます。

<関連リンク>
LED「MOCOPO」の購入は、IWATA DENKIから。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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