3月22、23日の2日間、7人制ラグビーの世界大会である東京セブンズが、秩父宮ラグビー場で開催されます。この大会は世界トップクラスの国々によって争われる国際サーキット「HSBCセブンズワールドシリーズ」の中のひとつで、今回も世界中から多くの強豪国、多くのトッププレーヤーが出場し、華麗な戦いを披露してくれます。ここでは7人制ラグビーの魅力や東京セブンズの見どころ、日本チームの注目ポイントなどを紹介します。

ラグビーの醍醐味が倍増! 7人制ラグビーの魅力

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東京セブンズでは世界中のセブンズ強豪国が最高峰の戦いを繰り広げる photo by Kaori Matsumoto

7人制ラグビーは、一般的に知られる15人制ラグビーと同じ広さのグラウンドを使い、1チーム7人ずつでプレーするラグビーです。人数が少ない分、一人ひとりの動けるスペースが大きくなり、ボールを持って走る機会が増えます。そういう意味では、ラグビーの持つボールゲームとしての魅力を倍増させるスポーツと言えるでしょう。

世界的には「セブンズ」の呼び名で知られる7人制ラグビーは、15人制に比べボールがよく動き、ランニングプレーが多くなるため、ラグビーをよく知らない人でもわかりやすいおもしろさがあります。そうしたことが大きな要素となり、2016年のリオデジャネイロ大会から五輪の正式競技に採用されることが決まりました。

また、ラグビーシーズンと言えば通常は秋から冬にかけての寒い時期ですが、7人制は春や夏の温かい時期に行われます。選手と観客が一体となって楽しむことができる新しいスタイルのラグビー、それがセブンズなのです。

F1世界サーキットのラグビー版!? 「HSBC セブンズワールドシリーズ」

7人制ラグビーの国際大会としては、4年に1度開催されるセブンズワールドカップのほかに、ラグビーの国際統括機関であるIRB(international rugby board)が主催する「HSBC セブンズワールドシリーズ」があります。このHSBC セブンズワールドシリーズは、F1の世界サーキットと同じ仕組みで、出場する国々が世界中を転戦しながら、シーズンの総合ポイントで順位を争います。

今年の3月22、23日に東京・秩父宮ラグビー場で開催される「東京セブンズ」は、HSBCセブンズワールドシリーズのひとつです。日本が単独で開催するイベントではなく、1年に9都市で行われる世界サーキットのひとつであり、そこでの成績はツアーの総合ポイントに加算されます。

日本のファンにとっては、世界最高レベルのセブンズの戦いを間近に見ることができる、またとない機会と言えます。

強豪国の試合を、1日で何試合も

ちなみHSBCセブンズワールドシリーズは、どの国でも自由に出場できるわけではありません。ニュージーランドや南アフリカ、フィジーなど、世界トップレベルの実力を備える選ばれたチーム(原則12国)しか、参加することができないのです。

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観客もとことん楽しむのがセブンズ。昨年の東京セブンズで行われたコスチュームイベントでのワンショット (c)2013 JRFU

もし15人制で同規模の世界大会をやろうとすれば、試合間隔を開けなければならないため、1か月以上もの期間を要してしまいます。しかし7人制ラグビーは試合時間が7分ハーフと短く、1日に何試合も消化することができるので、短期間で大会を開催することができます。世界中の強豪国の試合を、1日で何試合も観戦できる――それが、セブンズワールドシリーズの魅力です。

またセブンズの大会はお祭り的な要素が強く、会場には一日中フェスティバルのような雰囲気が漂います。大会前に選手がパレードを行ったり、試合の合間にそれぞれの国が民族衣装や名産品を披露したりするなど、観客を喜ばせるための様々なイベントも、大会のいたるところに組み込まれています。