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いくつもの顔を見せてくれるフォルツァZ MF10(2ページ目)

1台でいくつもの顔を見せてくれるフォルツァZ MF10 を試乗しました。フォルツァSi【MF12】との違いも含めて試乗インプレッションします。

1台のバイクでいくつもの走行性能を体感できるSマチックEvo

フォルツァZ【MF10】

フォルツァZ【MF10】

フォルツァZ【MF10】とフォルツァSi【MF12】を乗り比べてみると、フォルツァSiの方が軽快に走ります。これはフォルツァZに比べてフォルツァSiの方が車両重量が10キロ近く軽く馬力も若干ながら優れているからです。

しかしSマチックEvoを使ってみると、フォルツァZ【MF10】は別の顔を見せてくれます。

フォルツァZ【MF10】はSマチックEvoを使うことで、5つの顔を見せてくれます。それぞれモードごとに様々な設定がされていますが、違いがもっともわかるのは、基本モードであるDモードとエキサイティングな走りが満喫できるとされているS7モードです。

このモードはどちらも自分でギアを選択していくのではなくオートマチック制御のモードです。

Dモードは静粛性と低燃費性能に優れたモードであるというだけあってセッティングは実にマイルドで加速もゆったりとしています。エンジンブレーキもしっかりと効く感じではなく前後ブレーキで止まる印象です。

S7モードはとにかく“スパルタン”という言葉がピッタリです。7速のギアを高回転までしっかりと使って速度を出していくモードでとにかくエンジンがガンガン回ります。

ギアが変わる瞬間は地面を蹴っ飛ばして加速していくように感じるこのモードはとても楽しく走ることが可能です。減速時にはギアが下がりエンジンブレーキがしっかりと効きます。

加速するときにアクセルをぐいっと回すと、低速なギアに切り替わります。いわゆるキックダウン機構です。

S7モードが思ったよりも楽しく走ることができるので車両をお借りした1週間はほとんどS7モードで走行していました。ただし前述したようにスパルタンな走りのため疲れている時には加減速のGが体に対する負荷になってしまうので疲れている時はゆったりと走れるDモードが最適でした。

他の3つのモードも試しましたが1週間のうち、もっとも使ったのがS7モード、疲れている時に使ったのがDモードでした。他のモードははじめのうちは走行性能が変わるのが楽しくて使っていましたが、後半はほとんど使いませんでした。

 

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