今だから乗ってみたいフォルツァZ【MF10】
先日、ホンダの広報車両フォルツァSi【MF12】をお借りして試乗インプレッションを公開しました。久しぶりにビッグスクーターを運転しましたが感じたのは進化と原点回帰でした。
フォルツァSiは以前のモデルに比べて装備がシンプルになり価格が安くなりました。ビッグスクーターブームの影響で装備が豪華になり価格が高騰していきました。
それがシンプルになったという意味で原点回帰。そして基本的な走行性能自体はレベルが上がっているという印象をうけました。フォルツァFi【MF12】リリース時はフォルツァZ【MF10】と併売状態になっておりどちらも新車で購入することが可能でした。
しかし現在ではフォルツァZ【MF10】は生産終了が発表されており、在庫がなくなったら新車で手に入れることはできなくなりますが、もう既に新車の在庫は全国に数えるほどしかありません。(2017年8月9日現在)
新車を手に入れるならチャンスも徐々に少なくなってくるのが確実なフォルツァZを都内の通勤で一週間試乗してインプレッションをお届けします。
ビッグスクーターバブル期のモデル フォルツァZ【MF10】
シートに跨って始めに感じるのは、ボタンの多さです。フォルツァZにはオーディオ機能とSマチックEvoという走行性能を制御するシステムが搭載されています。ハンドルの左右にはSマチックEvoを制御するボタンが配置されており、ハンドル下にはオーディオシステムを制御するボタンが配置されています。またハンドルの左ウインカースイッチの上部分にはオーディオのボリュームなど頻繁に使うボタンが配置されています。
一目で多機能なバイクなんだと思うぐらいボタンが多く、これだけボタンが多いと迷ってしまって使いにくいんじゃないか?と思いましたが、実際に使ってみると使い勝手の良い所に配置されており迷うことはありません。
オーディオシステムは、密閉された空間である車と違い音は周りの通行人などに筒抜けなので好き嫌いがわかれると思います。
私はバイクのオーディオは使いまえんが折角なので使ってみると音は想像以上にクリアです。また車速にあわせて音量と音質をコントロールするオートボリューム機能は秀逸で80キロ、100キロで走行してもクリアな音質を楽しむことが出来ました。