リフォームしすぎないリフォーム

購入を決意した後、Sさんは早速この建物の課題点をリストアップしていきました。水回り設備の老朽化、小さめに区切られた和室、内装の傷みや汚れなど、リフォームを必要とするところが見つかってきました。

リフォーム前

【リフォーム前】長い廊下が和室を取り囲むような間取りが特徴ですが、一つ一つの居室がやや狭く、また水回り設備や床の老朽化が課題でした。


リフォーム前

こんなにも立派な梁が使われており、古い建物ならではの風合いと威厳がそこにはありました。

今回のリフォーム計画のポイントは「リフォームしすぎない」ということでした。そもそも、この建物の風合いや佇まいが気に入って購入したのですから、リフォームで近未来住宅を作る必要はありません。Sさんの「ここで長く、そしてゆっくり暮らす」という夢を実現するためのリフォームであれば十分なのです。

そこでSさんは工事業者とも協議の上、間取りの変更は必要最小限にとどめ、また内装を変更するにしても、柱や梁(はり)といった構造材には、木目が残るステイン系塗料を使用する計画として、木造の温かみを損ねないよう配慮するようにしました。

 

このような検討を重ねて、以下のようなリフォームプランとなりました。

リフォーム後

【リフォームプラン】間取りを変更し、広々としたリビングやダイニングキッチンを計画しました。また、床を張り替えた他、和室の内装もリフォームして、暖かみのある和空間を作ることにしました。


次のページでは、リフォーム前の様子をご紹介します