ポイント・マイル/クレジットカードのポイント徹底研究!

ポイント重視!還元率最大1.8%シティカード新シリーズ

2013年11月15日、シティカードが新シリーズを発表。今回のカードは、ターゲット層の要望に応え、ポイントサービスの充実を図っています。年会費が一番安い(3000円(税抜))「シティエリートカード」でも、ポイント還元率は0.96%。クレジットカード払いが定着している方、仕事やプライベートで海外渡航が多い方は注目すべきカードです。

菊地 崇仁

執筆者:菊地 崇仁

ポイント・マイルガイド

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シティカードが新シリーズを発表!

2013年11月15日、シティカードが新シリーズを発表しました。従来の「シティ エリート」、「シティ ゴールドカード」、「シティ セレクトVISAプラチナカード」がそれぞれ、「シティ エリートカード」、「シティ ゴールドカード」、「シティ プラチナカード」と一部名称が変わり、内容の見直しも行われています。

従来のシティカードは100円につき1ポイントの付与でした。貯めたポイントは、商品やギフト券、他のポイントへの交換などができます。5000ポイントで2000円のAmazonギフト券や楽天スーパーポイントに交換できますので、1ポイントの価値は0.4円と考えられますね。100円で0.4円の還元ですから、還元率はなんと0.4%。一般的なクレジットカードは0.5%ですので、それすら下回っていたのです。

新シリーズはポイント重視

新シリーズは何が変わったのでしょうか?表を見ていただくとわかるのですが、シティ エリートカードでも100円につき2ポイント付与と、従来の2倍となっています。もちろん、ポイントの価値はそのままですので、還元率は0.8%ですね。シティ ゴールドカードは100円につき3ポイント(還元率1.2%)、シティ プラチナカードでは100円につき4ポイント(還元率1.6%)と大幅にアップしています。
新シリーズのシティカード

新シリーズのシティカード


ボーナスポイントも充実

また、年間利用額に応じて付与されるボーナスポイントも充実しています。50万円以上、100万円以上、150万円以上でのボーナスポイントがあり、例えば、シティ ゴールドカードでは年間100万円利用すると6000ポイント(2500ポイント+3500ポイント)が付与されます。このボーナスポイントを考慮すると、シティ エリートカードの還元率は0.96%、シティ ゴールドカードは1.40%、シティ プラチナカードでは1.87%までアップ。高還元率カードと言っても良いでしょう。


今回のリニューアルがポイント重視になった理由は、シティカードが行ったアンケート結果によるものです。それぞれのカードのターゲット層に「カードに求めるものは?」というアンケートで、7割以上が「ポイント・マイレージの獲得」と答えたそうです。カード利用者にとって、ポイントは単なるおまけではなく、通貨に近い存在と考えていることがわかります。一時、様々なクレジットカード会社でポイントサービスの改悪が続きましたが、これからは「ポイント重視戦略」にシフトしていくと思われます。


プラチナカードが年会費無料!?

国際線ラウンジ

国際線ラウンジ

最後に、シティカードの面白い使い方を紹介します。シティカードのポイントは、ポイントを年会費に充当することができるのです。シティ エリートカードの場合は6000ポイント(年間30万円利用で獲得可能)、シティ ゴールドカードの場合は2万4000ポイント(同、80万円)、シティ プラチナカードですら7万ポイント(同、175万円)で年会費を無料にできます。

ゴールドカードやプラチナカードを年会費無料で持てるというのは魅力的ですね。ポイントを使って、何か商品に交換したり、商品を購入したりの楽しみはありませんが、コンシェルジュサービスを利用したり、空港ラウンジを使ったりと、通常のポイントでは交換できないハイクラスのサービスを無料で利用できるというのは他のカードには無いことです。
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