テレビで紹介されていた内容で、「現実にそうかもしれない……」と思った言葉をいくつか紹介します。
「いい人ですね」「いい人そう」
本当に性格がいいと思っての「いい人」もあると思います。ですが、ここではある言葉が省略された言葉。それは「(どうでも)いい人ですね」「(どうでも)いい人そう」という意味です。例えば、友人の彼氏を紹介してもらって「いい人そう」と言われたら、「(どうでも)いい人そう」の意味なのかもしれません。「優しそう」とか「賢そう」とか具体的なイメージのない「いい人」は抽象的すぎて「(私にとってはどうでも)いい人」と感じている証拠のようです。
「すごいですね!」「すごい!」
これも言葉が省略されています。「(想像をはるかに超えて)すごいですね!」「(想像以上に)すごい!」という意味で、常識知らずな方や、常識を超えた行動をされた方に使えます。驚いて「すごいですね!!」と言われたら、相手は自分のことを褒めているわけではなく、「よくこんな行動が取れますね」の意味で使っているのかもしれません。
「男は中身ですよね」
これは、体験談です。ある独身女性が同じ会社の男性に対して言っていて「?」と思った言葉です。ある男性について話をしていて「男は中身ですよね」と彼女は言っていたのですが、「じゃあ彼の外見は?」と突っ込んだところ、言葉をなくしていました。つまり、「性格がいいのは認める→ただし、私は顔のいい男性が好き」ということのようでした。
日本語は、一つの言葉でも二重の意味を持つ言葉があるようですが、現代女性でそれを使い分けている人もいるようです。相手が気をよくしてくれるならいいですが……。女性でも(だからこそ?)、したたかな人はいるので社交辞令にはご注意を!