鉄道/青春18きっぷ・パス

ウィークエンドパスで回り道をしながら会津へ行こう(3ページ目)

ウィークエンドパスで会津へ。ただ、まっすぐ東北本線で北上しても平凡なので、水戸経由、水郡線でのんびり北上。郡山からは磐越西線に乗って、磐梯山を眺めながら会津若松へ。ここからはパスの特権を生かして会津鉄道に乗る。宿泊地である湯野上温泉でゆったり過ごした次の日は、塔のへつりの奇景を堪能。イベント列車お座トロ展望列車で会津若松へ戻った後は、ご当地のランチを味わい帰路につく

野田 隆

野田 隆

鉄道 ガイド

名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。

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今回の旅ごはん

旅レポート中でも記したが、水郡線沿線の奥久慈で有名なのは、鮎の塩焼き。ぱりぱりして塩っぽい味覚は酒の肴にも最適だ。一緒に出されたこんにゃく団子も美味しかったが、団子のサイズが大きく、頬張るには無理があった。箸をもらって、少しずつ食べるほうが食べやすく楽しめるだろう。

旅行を終えて……

ローカル線に乗って旅をしていると、時間の流れ方がゆったりと感じられ、気分も穏やかになってくるのが心地よい。列車の待つ時も、それは無駄な時間ではなく、駅周辺の何気ない風景を楽しんだり、ホームで偶然出会った人と共有する時間を慈しむひとときとなる。それにしても最後はちょっとくたびれた。水戸までは特急に乗り、郡山からは新幹線に乗ってもよかったかもしれない。

ウィークエンドパスを使って、どれだけおトクだった?

■交通費(ウィークエンドパスフリーエリア内/普通運賃)
※実際に行ったルートの最安の経路で計算しています。
1.上野~水戸~郡山~会津若松~西若松 5780円
2.西若松~湯野上温泉 820円
3.湯野上温泉~塔のへつり 260円
4.塔のへつり~西若松 920円
5.西若松~会津若松~郡山~上野 4940円
合計:12720円
ウィークエンドパスだと……おとな 8500円
おトク額 4220円

■交通費(ウィークエンドパスフリーエリア内/自由席特急料金ほか)
※ウィークエンドパスには含まれません。別途、特急券をご購入ください。
1.整理券……お座トロ展望列車 300円
2.指定券……あいづライナー 510円
3.普通列車グリーン券……ホリデー料金(事前料金)/51キロ以上 750円
合計 1560円

■そのほかの交通費
※ウィークエンドパスには含まれません。別途、料金が発生します。
[バス]袋田駅~滝本(袋田の滝)往復 400円

このルートで使った交通費は……
8500円+1560円+400円=10460円

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