旅レポート・2日目 塔のへつり見物と名物お座トロ展望列車
日本唯一茅葺き屋根の駅舎をもつ湯野上温泉駅
不思議な渓谷美に目を見張る「塔のへつり」
2日目は、まず列車に5分乗って隣の駅・塔のへつりで下車。歩いて数分のところにある景勝「塔のへつり」を見物する。奇景といってもいい不思議な渓谷美は一度見たら忘れられない印象を残す。
2時間半近く過ごしたあと、会津鉄道名物「お座トロ展望列車」で会津若松へ戻る。この列車は、お座敷車両、トロッコ車両、展望車両の3種類のユニークな車両が1両ずつつながったものだ。暖かい時期ならトロッコ車両がオススメだ。ただし、走行中は風が強いのでテーブルに置いた切符やチラシは簡単に吹き飛んでしまう。くれぐれも失くさないようカバンの中にしまっておこう。
トロッコ車両がリニューアルされた「お座トロ展望列車」
何が見えるかは乗ってのお楽しみ。やがて、古風な姿の地元の人達が現れ、じゃんけん大会などで盛り上がる。勝って景品をゲットしよう。途中、芦ノ牧温泉駅では、和歌山電鉄と並び有名になったネコの駅長がお出迎えしてくれるかもしれない。多忙なので巡回中のことも多いようだが……。
旅の最後は指定席と普通列車グリーン車でゆったり
郡山へは指定席もある快速「あいづライナー」に乗車
会津観光のマスコット「あかべぇ」の可愛い姿が電車にも
元国鉄の特急電車を真っ赤に塗り替え、会津観光のキャラクター「あかべぇ」をボディーに散りばめた楽しい車両だ。指定席もあるので、席の確保が心配ならあらかじめ予約を取っておくといい。
郡山からは素直に東北本線の列車を乗り継いで帰京する。黒磯からの快速電車「ラビット」は2階建ての普通列車グリーン車も連結されている。疲れがたまっていたら、心地よいリクライニングシートでうたたねをしながら旅の最後を過ごすのもささやかな贅沢かもしれない。
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