女優の才能がなかった主人公が脚本の才能を発揮する

■作品名
明日の王様

■作者
谷地恵美子

■巻数

ヤングユーコミックス:全10巻
集英社文庫:全6巻

■おすすめ理由
谷地さんの本の中で一番面白いのは、私はこれです。
お芝居の世界にあこがれて、女優を目指す話とかは多いですが

お芝居そのものが大好きで、お芝居にかかわるうちに
自分の才能、脚本・演出の才能を発揮する小竹谷有。

普段の有は、格好も、芋くさくていけてない。
ダサいのも気にしない女の子。
その有がある日誘われて、お芝居を見て
その世界に魅せられて、劇団に入ってしまいます。

女優としては、まったく才能のない有、
だけど、お芝居にかかわるうちに脚本の方に興味を持ちます。

そして有は、看板男優十也への淡い恋心を持ちます。
演出家になった有は、十也にも、芝居演出します。
恋する人と一緒に仕事ですが、芝居では容赦なく
十也に、実力以上の演技を要求をします。

天然っぽい有の真摯な芝居に関する情熱に十也もいつの間にか引き込まれ
恋は有の方が追いかけてたのに、いつの間にか立場が、逆転します。

歌舞伎界の御曹司である藤之輔、
藤之輔も有の世界に引き込まれていきます。
有と十也の間にも藤之輔は絡んできます。

そしてライバルの男(野田秀樹さんに似ています)
有の同じ台本でそれぞれが舞台を演出対決をしたり、
有は芝居の演出家としてメジャーになっていきます。

いわゆる主人公の成長ものなのですが
普段は、ゆったりとしてて、ゆる~い有がお芝居の事になると、ガラッと人が変わり
一生懸命に、自分の感性を発揮するお芝居が面白いです。
有と十也、どっちも一緒に成長していきます。

一気に読めます。引き込まれます。
読後感もさわやかです。
お芝居がわからなくても楽しめる内容です。




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