マンガ・コミック/口コミでおすすめの60年代の少女・女性マンガ

60年代の頃の少女が憧れる夢物語 『マキの口笛』

松本零士さんの奥様の作品「マキの口笛」。60年代の頃の少女の夢をいっぱい盛り込んだゴージャスなバレエ漫画です。主人公のマキと、白血病に侵された女優の母との親子愛、バレエへの思いなど、ロマンティックなシーンが満載です。ものすごく懐かしい作品です。

投稿記事

ロマンティックなシーンが満載の松本零士さんの奥様の作品

■作品名
マキの口笛

■作者
牧美也子

■巻数
全1巻

■おすすめ理由
あまり名前は知られてはいませんが、松本零士さんの奥様です。

1960年から1963年まで「りぼん」連載。

金持ちでゴージャスなバレエ漫画というと、嫌味なように感じるけど
洋館に住んで、ピアノ・バレエ、洋食、女優、外国など
その頃の少女の夢をいっぱい盛り込んだ漫画。

なんせ、マキはお誕生日に真珠を一個買ってもらうという。
20歳になったらそれをつないでネックレスにするって……
どんな大きな真珠なのだ~。20個でネックレス、うひゃ~

当時、まだまだ日本は貧しい暮らしで、
木造の家にやっとテレビがという時代に、このお金持ちっぷり憧れました!

■あらすじ

マキのあこがれの人は女優の谷みゆきさん、ゆうこねえさんと谷みゆきさんは知り合いらしい。
誕生日に真珠を買いに行って偶然出会ったとき、谷さんはマキをやさしく見つめてくれた。
「ああ……あんな人がママだったら」

マキの父親は外交官。マキが産まれしばらくして、父親が事故で死んでしまいます。
母とマキだけになってしまって、そのマキもよちよち歩きの時に、
歩道に飛び出して車にはねられそうになったのを助けるために、
母はバレリーナとしては2度と踊れない傷を負ってしまいます。
残されたみゆきは生活のため女優の道を歩みます。
女優として成功するには子供がいてはダメなので、ゆうこさんの家でマキを育ててもらっています。

けれど、そんなみゆきが白血病に侵されていると……。
みゆきはマキにお母さんと呼ばれたいと願います。

マキとママはしっかり手を取り合います。
ママと一緒にいられる時間は短いけれど、
ママの振付けてくれたバレエを必死でレッスンするマキ。
そんなマキの姿を眺めながら、マキは自分の果たせなかった
立派なバレリーナになると確信したみゆきは、静かに息をひきとります。


ものすごい長編で、親子の愛、バレエへの思いなど、ロマンティックなシーンが満載です。
ものすごく懐かしい、作品です。

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