マンガ・コミック/口コミでおすすめの2000年代の少年マンガ

数少ない卓球マンガの一つ、『P2』

超運動音痴である主人公の藍川ヒロムが、卓球というスポーツに出会い、苦悩し、葛藤しつつもその奥深さと楽しさに触れ、やがては成長していく青春スポーツものです。卓球を知らない人でも楽しめる作品です。途中のギャグやオチ、伏線などにもなかなか秀逸なものがあります。

投稿記事

味わい深いものも感じさせてくれる青春スポーツもの

■作品名
P2! - let's Play Pingpong! -

■作者
江尻立真

■巻数
全7巻

■おすすめ理由
週刊少年ジャンプ』で2006年から2007年の約一年間連載された卓球マンガです。単行本は全7巻と短いですが、ネットでは未だに連載当時の話題作として浮上することもあります。

■あらすじ
内容は超がつくほどの運動音痴である主人公の藍川ヒロムが、中学進学を機に『卓球』という一つのスポーツに出会い、苦悩し、葛藤しつつもその奥深さと楽しさに触れ、やがては成長していく青春スポーツものです。


主人公のヒロムに限らず、登場する人物は個性があって、一人一人キャラが立っていて面白いです。またさまざまな場面で卓球の解説が入り、球種や戦型など、卓球を知らない人でも楽しめる作品となっています。

ジャンプではいわゆる打ち切り作品の一つとして数えられるこの『P2』ですが、
作者は絵も上手で、途中のギャグやオチ、伏線などにもなかなか秀逸なものがあります。

他方、少年マンガの青春スポーツものにしてはリアルな壁や選手一人一人の葛藤を描いている場面もあり、なかなか味わい深いものも感じさせてくれます。

一口に『マイナーなスポーツ』と呼ばれがちな卓球ですが、
このマンガを読む限りではそんな印象は全く感じません。ぜひ読んでみてください。

おすすめです。 


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