【ケース4】ユーザーのメリットとなるオファーを提示してみる
オファーとは、契約や購入するための条件を提示すること。ユーザーは、情報を探す時に「同じ価格なら特典がつくなどメリットのあるホームページから買いたい」という気持ちがあるため、購入特典やメリットなどの情報を広告タイトルに入れ込んでおくことにより、クリック率が上がる可能性があります。
(例)リフォーム比較サイトの場合
【現状A案】リフォーム会社見積比較
【改善のポイント】
A案の方向性にユーザーメリットとなる【無料】というオファーを組み合わせる事でクリック率向上を狙う。
【テストB案】【無料】リフォーム会社見積比較
【ケース5】メリットを数字を出して言い換えてみる
数字は、人を説得する力があります。同じメリットを説明するにも、イメージが湧きやすい数字を入れる事でより直観的に具体的にイメージでき、注目度を上げる事ができます。
(例)電気の見える化サービスの場合
【現状A案】1年間の光熱費が大幅削減!
【改善のポイント】
大幅削減という抽象的な表現では、実際どの位削減できたのかイメージができないため具体的な数字を入れて説得性を持たせる。
【テストB案】光熱費が5万円/年もお得に!
タイトルが決まったらリンク先との組み合わせを試してみる
このようなケーススタディを参考に、タイトルのテストを行い効果を見極めます。効果は、クリック率を高めホームページへの流入数を増やしたい場合には、広告のクリック率が伸びた物を採用します。クリック率が低くても、ホームページでの購入率や反響率が高い広告を探す場合には、クリック率と反響率の両方を見て費用対効果の高い物を採用すると良いでしょう。
タイトルが決定したら、リンク先や説明文との組み合わせをテストしてみます。通常、広告で訴求した内容について説明されているページをリンク先にすることで、ユーザーを迷わせず反響率を上げる効果があるとされていますが、場合によってはホームページのTOPをリンク先にした方が効果が高い場合があります。
このような事は、ホームページの構造や業界など様々な条件によって異なりますので、A/Bテストを活用して試してみるのが良いでしょう。
まとめ
検索連動型広告では、タイトルの文言を少し変化させるだけで費用対効果が異なってくる場合が多く見られます。今回のケーススタディを参考にしながら、他にも様々なバリエーションが作れますので、自分なりに試してみると良いでしょう。タイトルのバリエーションについては、「広告文作成テクニック10選」でもご紹介していますので、ご参考ください。
ただ、A/Bテストはやみくもに行っても効果が明確に分からなくなってしまう場合があります。実施する際には、テストの目的や仮説を立て検証を行うようにしましょう。
また、テストは1度やって終わりではなく継続して行う事でユーザーのニーズや求めている物に近づいていき、効果となって現れます。何度も試行錯誤を重ねて継続していくという気持ちで試してみてください。
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