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【検索連動型広告A/Bテスト】ケーススタディ

検索連動型広告のA/Bテストについて、「やり方は分かったけれど、どのようにバリエーションを作ってテストをすればいいの?」という方向けに、ケーススタディをご紹介します。

執筆者:大澤 まゆみ

前回、検索連動型広告の精度を上げるA/Bテストの方法や効果についてご紹介しました。そこで今回は実践編として「やり方は分かったけれど、どのようにバリエーションを作ればいいの?」という方向けに、テストのケーススタディをご紹介します。
 

検索連動型広告におけるA/Bテストのポイント

A/Bテストは、検索連動型広告のような広告やホームページのデザインやボタンなど多岐に渡って行われます。ホームページのコンテンツのテストの場合には、デザインや色味、レイアウト、文言などに焦点を当ててテストを実施しますが、検索連動型広告でテストを行う場合には、主に以下の3点がポイントとなります。

検索連動型広告

検索連動型広告は3つのパーツから出来ている

1. 広告文のタイトル
2. タイトルを補足する説明文
3.リンク先のURL


この3点についてバリエーションを変更しながらテストを実施し、どのような表現や組み合わせの成果が高く出るかを調べていきます。

特に重要なのが1の広告文のタイトルであり、こちらを少し変化させただけでクリック率が大幅に改善し、サイトへの流入数を確保できるようになったという事があります。

今回は、特に重要となるタイトル文を中心に、「どのようにバリエーションを作っていけばよいのか?」をケーススタディでご紹介します。
 

【ケース1】まずは、訴求する方向性を変えてみる

宣伝をする商品やサービスに複数の訴求したい点があっても、検索連動型広告の表示できる文字数には限りがあり、全てを訴求できません。また、ターゲットがどのメリットに興味を持っているのかが分からない場合、訴求ポイントを変えてテストを行うことで、効果的な訴求ポイントを見つける事ができます。

(例)低価格結婚式サービスの場合

ケース1

 

【現状A案】6万円で実現する小さな結婚式

【改善のポイント】
小規模低予算で実施できる競合の結婚サービスサイトが増えてきたため、自社の広告が埋もれてしまった。その中で、安さ以外の売りである「プランナーがきめ細やかにプランニングし、自分らしい式をあげることができる」事を訴求した広告で、ユーザーの反応を調べてみる。

【テストB案】小さくても自分らしい結婚式をしたい方へ
 

【ケース2】分かりやすい言葉に置き換えてみる

業界では当たり前に使われている言葉でも、一般の方には理解されづらい言葉があります。このような状況に気がつかず、業界言葉を広告に入れ込んでしまっていることが原因でクリック率が上がらないことがあります。

そのような場合には、ターゲットが理解できる分かりやすい言葉に置換したバリエーションを作成し、テストを行ってみると良いでしょう。

(例)ホームページ初心者をターゲットにしたフォーム最適化サービスの場合

ケース2

 

【現状A案】ウェブサイトのコンバージョンを上げたい方へ

【改善のポイント】
ホームページの初心者には、コンバージョンなどのウェブ専門用語が分かりにくい印象を与えている可能性があるため、分かりやすい言葉に変更。

【テストB案】ホームページで売上を上げたい方へ
 

【ケース3】タイトルの注目度を上げてみる

インターネットで検索をしているユーザーは、検索画面を開いてから数秒で見るホームページを選んでいます。そのため、ユーザーにいかに注目されるか?が重要になります。

このような場合には、タイトル部分に記号や注目を集めるワードを入れる事でクリック率が上がる可能性があります。

(例)安値が売りの地域密着系クリーニング店の場合

ケース3

 

【現状A案】板橋区限定最安値クリーニング

【改善のポイント】
漢字が沢山ならび、パッと見た時に理解しづらいため記号を使って目立たせると共に、意味が理解しやすいようにする。

【現状B案】【板橋区限定】最安値クリーニング

>>次のページではケース4以降をご紹介します。
 

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