その他の外壁材料
その他の外壁材料は使用される例が少ない材料ですが、それぞれ特長があるので列記しておきます。木板・・・防火地域の指定の無い地域でみかけられ、別荘とかでは自然に溶け込む材料として使われています。
焼き杉・・・杉の表面を一度焼いて炭化させてあるので変色もなく、自然素材の黒の建物を造る時に使われています。
石・・・材料自体重いので木造住宅にはほとんど使わておらず、鉄筋コンクリート造の住宅でよく使われています。
屋根材を使った外壁・・・金属板を屋根と同様に壁にも使う例もあります。敷地が狭く、屋根が大きく出せない時など外壁を雨から守る時には有効です。ガルバニウム鋼板のタテハゼ葺き、平葺き、菱葺きなどが多いです。
漆喰・・・下塗り、中塗り、上塗りと手間と期間がかかる材料なので使われる例は少ないですが、厚みがあり白い壁は風格もあり立派に見えます。
土壁・・・漆喰同様に、竹小舞を編んで、下塗りとして粘土と砂と藁スサをまぜた物を外壁側から塗り荒壁を造り、約10日間ほど乾燥させ収縮によるヒビ割れを生じさせ、その後室内側から裏返し塗りを行い、次ぎに屋外側から大直しを行い仕上げていきます。さらに塗る土も数ヶ月前から練って寝かしておく必要もあるので、かなりの手間と人件費が必要となります。ただできあがった壁は断熱効果・調湿作用もあり、人的感覚で気持ちいい材料として見直され始めています。
緑化外壁・・・最近は住宅でも屋上緑化が増えてきていますが、それを外壁に利用して断熱効果をあげることも可能です。
以上、それぞれ特長があり価格差もある外壁ですが、これを参考に自分にあった外壁を選びましょう。