クレジットカード/クレジットカードのトラブルあれこれ

ブラックリストに載ってしまったら?対策は?(2ページ目)

ブラックリストに載ればカードの利用ができなくなり、発行も受けられないといわれています。何となく「怖いもの」という印象ですが、実際はどんなものなのかよく分かりません。ブラックリストとは何なのか、ブラックリストに載る基準は何か、自分がブラックリストに載っているかどうかを確かめる方法などについてお知らせします。

岩田 昭男

執筆者:岩田 昭男

クレジットカードガイド

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「CIC」では、2年分の返済履歴が閲覧できます

ちなみに、個人信用情報機関「CIC」では、クレジットカードの返済履歴が、直近24カ月間保管され、各月の状況はアルファベットの記号で表されます。例えば、「$」マークがつくと、約定返済日にきちんと返したことを表しますが、「A」は遅延を表し、ハイフンや空白は登録がなかったことを示します。このうち特に問題になるのは、「A」マークで、これが多いと延滞の多いルーズな人として信用度が下がります。さらに、3カ月以上続けて延滞していると、開示票の上の方に「異動」と記録されます。この「異動」が事故物件を意味する一般にいわれるブラックリストです。

延滞についても十分に注意を払いましょう

2010年に改正された貸金業法および割賦販売法によって、カード会社は頻繁に個人信用情報機関にアクセスし途上与信を行うようになっています。その結果、異動の記載はもちろん、「A」(延滞)の記載にも各社は一層敏感になっているようです。「A」が多いと、新規のカード発行、新規の貸し出し、利用限度額についてかなり不利な条件を提示される可能性も。したがって、ブラックリスト掲載の原因となる「延滞」には、これまで以上に注意する必要があります。

また最近特に注意したいのが携帯電話の契約です。携帯電話の端末代金を月々の利用料金と合算して支払っている人も多くいるようですが、端末代金の分割払いは、クレジット契約に当ります。その支払いが遅れると信用情報機関に登録されてしまいますので、きちんと期日までに返済しましょう。

ブラックリストに載っているかはこうして調べましょう

なお、ブラックリストに載っているかどうかを確かめるには、CICに問い合わせることです。申し込めば、要望に応じて登録情報を確認することができます。

本人(代理人含む)以外の開示はできませんが、本人確認の書類(免許証など)があれば、手数料500円で自分の情報を確認できます(インターネットおよび郵送の場合は1000円)。自分のクレジットカードの返済履歴はもちろん、ブラックリストの有無、ローン残高、リボ払い残高なども合わせて確認できます。

CICだけでなく、日本信用情報機構、全国銀行個人信用情報センターでも情報は開示されています。一度、自分の信用情報を確認してみてはいかがでしょう。
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