9月のおすすめ優待銘柄は?
まいど、相場の福の神こと藤本です。9月に権利確定日のある株主優待銘柄は、300銘柄以上あります。その中から今回は、相場の福の神オススメとして、牛丼の「すきや」などを運営するゼンショーホールディングス(7550・東証1部)をご紹介します。
【7550】ゼンショーホールディングス(東証1部)
ご存知、牛丼首位の「すき家」を運営する外食チェーンの大手。「すき家」のほかにも「ココス」「ビッグボーイ」「華屋与平衛」など、様々な業態の外食事業を運営しています。■株式データ(8月16日終値基準)
株価:1095円
単元株数:100株
予想PER(連):21.1倍
実績PBR(連):3.11倍
予想配当利回り:1.46%
時価総額:約1326億円
■株主優待
権利確定日:3月末、9月末
優待がもらえる株数:100株以上
優待内容:株主食事優待券(500円券)
100株以上 1000円分(500円券×2枚)
300株以上 3000円分(500円券×6枚)
500株以上 6000円分(500円券×12枚)
1000株以上 1万2000円分(500円券×24枚)
5000株以上 一律3万円分(500円券×60枚)
同社の株主優待は食事優待券で、年2回もらえます。また、3000円分の優待券と引き換えに「すき家牛丼の具」等の商品(代替品イメージは上の写真を参照)とも交換が可能です。近隣に同社店舗がない個人投資家にとっても、便利な株主優待です。
また同社の場合、100株保有の場合は1000円分ですが、500株または1000株保有すると100株当たり1200円分の株主食事優待券がもらえるので、もっとお得になっています。
■株価の推移
ゼンショーホルディングス 日足チャート(クリックで拡大)
■注目ポイント
8月8日に発表した2013年4-6月期の連結決算は、純利益が前年同期比81%減と不調でした。主力の「すき家」の客数が減少、円安などコスト高も響いたようです。同業の松屋フーズ、吉野家ホールディングスは最終赤字と、牛丼大手が苦戦しています。
回転寿司、ファミリーレストラン部門は好調だったようです。「デフレ」時代には、低価格から競争力のあった牛丼店ですが、コンビニの中食などとの競争が厳しいようです。
通年の業績予想は据え置いていますので、コメ価格の下落などで今後に期待しているようです。
株価は決算発表後に下げていますが、前回は3月末の株主優待の権利確定日に向けて急騰していますので、今回も9月末に向けて、短期的な戻りを試す局面を期待できそうです。ただし、権利確定日以降に急落することも多いので、値上がりしていた場合はいったん利食いを行い、権利落ち後の安値を拾う戦略もよさそうです。
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