では、具体的にはどういうことをすればいいのか。きっかけになりそうな5つの方法についてお伝えします。
【1】 まずは心の傷を抱きしめる
動物や子どもを抱きしめるように、あなたのなかの「悲しみ」を抱きしめるイメージを
初心者向けの瞑想会に参加してみたり、ポラリティセラピーやクラニオセイクラルのような心と身体の両面から見ていくようなセラピーを受けてみるのもいいでしょう。瞑想会は、お寺などでも開催されています。
特に、親子の確執については誰かのサポートを得てでも、じっくり向き合ってみることをお勧めします。そのとき「解決しよう」「親に理解してもらおう」としないこと。親子の問題は千差万別で、とても繊細。直接伝える方法もありますが、さらなる苦しみを生むことがあるので注意して。私も直接伝えたことで疲弊しましたのでお勧めしません。ホ・オポノポノのように自分のなかでセレモニー的に手放すような穏やかな方法を模索してみてください。
【2】 できなかったことに決着をつける
「ありがとう」や「ごめんね」を伝え忘れていませんか?
子どものころに借りたままのマンガ、編みかけのセーター、「ごめんね」って言えなかったこと……などなど。中途半端なままの経験をしっかり完結させることが、実はとても大切です。
一つひとつの経験をしっかり完結させていないと、そのできごとに自分のエネルギーを使い続け、消耗し続けていることになります。つまり、エネルギーが漏れ続けているようなものなのです。
何年も経っていても、返せるものは返して、謝るべき相手に謝罪のメッセージを伝えてみましょう。また、編みかけのセーターは、捨てたりほどいたりして完結します。私も高校時代の友人に、8年ほど前に謝罪の手紙を書きました。返事はもらえませんでしたが、自分のなかではクリアになりました。
そういった解決が難しいなら、「もう、そのことは気にしなくていいんだよ」と自分自身に言ってあげるのです。そして、自分と切り離すイメージをしてみましょう。