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ディープな雰囲気漂う、新世界のシンボル「通天閣」

大阪の南部のエリア、新世界と呼ばれる地域にまで足を伸ばすと、ディープな大阪の雰囲気が漂ってきます。そのシンボル、ランドマークタワーが「通天閣」。明治45年に建てられましたが火災によって解体。しかし大阪市民の熱い希望によって再建されることとなりました。現在2代目の通天閣は高さ103メートルで、初代より39メートル高くなっています。塔の5階にはビリケンさんが鎮座しています。

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塔の5階には大阪を一望できる展望台も!

 

 

大阪を訪れた多くの人は、先ず梅田から難波、心斎橋など大阪市の北部に向かうことでしょう。北部のエリアは開発が進み、大阪の魅力を味わうことができますが、南に下って、新世界と呼ばれる地域にまで足を伸ばすと、ディープな大阪の雰囲気が漂ってきます。

その新世界エリア、大阪市浪速区のシンボル、ランドマークタワーが「通天閣」です。

1912(明治45)年に、凱旋門をモチーフとするビルディングの上に、エッフェル塔風の鉄塔が建てられました。パリのおしゃれな建物が大阪に登場したわけですが、塔を吹き抜ける風は大阪特有のもので、パリの風とはかなり違っていたことでしょう。

高さ64メートルの建物は、その当時東洋一の高さを誇ったようです。明治時代初期の儒学者、藤沢南岳が「天に通じる高い建物」との意味を込めて「通天閣」と命名しました。

その後、火災によって被害を受け解体されましたが、1956(昭和31)年に、大阪市民の熱い希望によって再建されることとなりました。現在2代目の通天閣は高さ103メートルで、初代より39メートル高くなりました。

塔の上から下に大きな文字で書かれた「安心と信頼の日立グループ」から、日立の所有物かと誤解をしてしまいそうですが、これは単なる宣伝です。ただ、日立のネオンは大阪の経済発展の一翼を担ったのです。パナソニックだけではないわけです。

塔の5階には大阪を一望できる展望台が設置され、その中に、ビリケンさんが鎮座しています。足の裏をなでると幸運が訪れると言われ、今では足の裏は真っ黒です。ビリケンさんの話がばかばかしく思えても、何故か足の裏を触らずにはいられなくなるものです。
 

 

 

 

地階には通天閣劇場が設置され、土曜日や日曜日には落語や漫才などの寄席が、月曜日には演歌のコンサートが行われています。また塔の周辺には、夥しい数の飲食店や商店が並び、ディープでこてこての大阪の雰囲気がてんこ盛りで凝縮されています。

■通天閣
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6
電話番号:06-6641-9555
料金:大人 600円、大学生 500円、中学・高校生 400円、小人 300円
営業時間:9:00~21:00(最終入場は20:30まで)
定休日:無休
アクセス:www.tsutenkaku.co.jp/annai/access.html
HP:www.tsutenkaku.co.jp/

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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