国の重要文化財・史跡にも指定
横浜市中区の馬車道と本町通りとの交差点の近くにあり、とても立地の良い博物館。旧横浜正金銀行の建物を利用していて、そのネオ・バロック様式の堂々たる建築は、新しい建物の多い横浜で一際目を引きます。最も古い部分は1904年(明治37年)に建てられており、国の重要文化財・史跡にも指定されている貴重な建物です。創建当初のドームは関東大震災の折に消失し、現在のドームはできるだけ元あった姿に近い形で復元されました。ドーム全体の高さだけでも18メートル以上あります。
博物館としても充実した展示を行っていて、歴史に興味のある人にとっては非常に興味深いものではないでしょうか。
常設展では、神奈川の歴史を古代から現代まで五つに分け、わかりやすく展示しています。
古代では、神奈川県域にひとが住むようになってから平安時代まで。
中世では、都市鎌倉と、鎌倉~室町時代に生きた人々の生活。
近世では、各人の領地が複雑に入り組む県域における街道と庶民文化。
近代では、横浜開港と近代化で変わっていく人々の暮らし。
現代・民俗では、関東大震災以降現代までの神奈川と伝統文化。
3階の展示室から、時代順に見ていけるので、体系的に神奈川の歴史を知ることができます。学生はもちろん、大人にもぜひ見てもらいたい博物館です。
■神奈川県立歴史博物館
住所:横浜市中区南仲通5-60
電話番号:045-201-0926
料金:20歳以上300円/学生200円/高校生100円/中学生以下無料
※コレクション展は無料
※特別展は別途料金
開館時間:午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
公式HP:http://ch.kanagawa-museum.jp
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