お金の品格がある人は、外見を着飾らない!?
私は「お金の品格」がある方にお会いすると、幸せ感に溢れており、とても魅了されます。そのような方の特徴に 、他人と自分を比較せず、自分らしく生きており、お金と対等に付き合っていることが挙げられます。つまり、「目に見えない豊かさ」を持っているのが、お金の品格がある人です。あなたは、お金の品格がある人?
目に見えない豊かさとは、良い人間関係や経験など
目に見える豊かさとは何でしょうか? 家や車、ブランド物など、高級品に身を包むことは見た目で「お金持ち」とわかりやすいですよね。ローンを組めば、何でも手に入れることができるので、目に見える豊かさを得ることは、比較的簡単なことです。高額品を身に付けることは、豊かさが他人に伝わりやすいので、自分の幸せを外見や持ち物で判断する人の多くは、目に見える豊かさにお金を費やしてしまいます。
反対に、目に見えない豊かさとは、愛情や信頼、人間関係、経験などのことです。貯金の合計額が「目に見える豊かさ」であるのに対し、良い人間関係や経験などを含む「自分の積み上げてきたもの」が「目に見えない豊かさ」ともいえます。
目に見えない豊かさを築くには時間もかかり、他人にも評価されにくいので、自分をしっかり持ち続けられる、メンタルの強さも必要になります。
目に見えない豊かさを持つプロセス
家計管理を意識して実践していくと、お金の価値が次第にわかってきます。そして、「目に見えない豊かさ」を得ることが最も大事であることにも気付くでしょう。以下がそのプロセスになります。お金を大切に使いたい
↓
どうせ使うなら値段より価値の高いものに使いたい
↓
消費されるものだけではなく、価値が高まるものやお金を生み出すものに使いたい(目に見えない豊かさを得たい)
家計管理において支出は、以下の2つに分けることができます。
◆消費されるもの
「目に見える豊かさ」を示す家や車、装飾品をはじめとした高額な物から、日用品や食品など日々消費されるものです。
◆価値が高まるものやお金を生み出すもの
「目に見えない豊かさ」をもたらすものです。株や不動産といった金融商品だけでなく、海外旅行やスキルアップなどの体験や経験といった自己投資なども含まれます。
目に見える豊かさの多くは、消費されていくものが多いのに対し、目に見えない豊かさは多くのものを生み出してくれます。豊かな人間関係や感性もその1つです。
「お金が足りない」ではなく「十分足りている」という発想を持つ
私が家計管理を始めた時は、常に「お金が足りない」と思い、節約のテクニックを実践することに夢中になっていました。しかし、東日本大震災をきっかけに、温かな食事やお風呂など、これらに困ることがない毎日がとてもありがたいことであり、すでに多くの豊かさを手にしていることに気付かされました。日々のささいなことが実はとてもありがたいことだったと気付いてからは、毎日の生活がとても満たされ、幸せ度が大幅にアップしました。また、お金を使うべきところは、ものではなく経験や感性を培うものが良いと感じるようにもなりました。
見栄やお金に振り回されずに生きるには、値段と価値の違いがわかる金銭感覚を身に付ける必要があります。その金銭感覚を身に付けることは「足るを知る」ことから始まります。
良い金銭感覚を身に付けた「お金の品格」を持った人は、自分の大好きなことや必要な経験にお金を使います。そうすることで、「目に見えない豊かさ」が増し、人生がより充実する可能性もあります。
私はそのような方にお会いすると、本当に心からワクワクし、ファイナンシャルプランナーとしてもお手伝いしていきたいと感じるのです。
【関連記事をチェック!】