日本駐車場開発に注目!
日本駐車場開発は、駐車場の経営のほか、スキー場の再生にも乗り出している
企業名に「駐車場」とあるように、この企業は駐車場の運営・管理といった直営・マネジメント事業を中心に、駐車場運営のコンサルティング事業、カーシェアリング事業などを行っています。
その一方で、駐車場に次ぐビジネスフィールドとして、スキー場の再生を目的とした日本スキー場開発が子会社としてあり、駐車場の経営ノウハウをスキー場にも生かす事業展開が行われています。
スキー場をよく利用する人は必見の優待内容
日本駐車場開発の株主優待は下記のとおりです。7月5日に、株主優待が一部変更(スキー場追加、割引内容変更)となったと発表されています。■株主優待内容
- 日本駐車場開発が運営する時間貸し駐車場の1日駐車料金30%割引券 5枚
- 日本スキー場開発が運営するスキー場リフト1日券割引チケット 3枚
※スキー場ごとに割引内容や割引対象チケットが異なる(リフト1日50%割引やリフト1日券1000円割引など)
【2の対象スキー場】
鹿島槍スポーツヴィレッジ、竜王スキーパーク、川場スキー場、八方尾根スキー場、岩岳スノーフィールド、栂池高原スキー場の6カ所。グリーンシーズンにリフトやゴンドラを稼動しているスキー場なら、グリーンシーズンでも割引チケットを利用可能
4年で約10万円分の割引をゲットできる
日本駐車場開発の株価は、7月8日終値で8370円。優待をもらうための株数は10株以上、投資金額としては8万3700円あればOKです。株価は日々変動するため、必ずしもこの金額で購入できるわけではありませんが、投資金額10万円以下で優待がもらえる株式としては、使い方次第でかなりお得だといえるでしょう。仮に、竜王スキーパークでロープウェイ・リフト1日券を買うとして、通常時は4200円、株主優待を利用すれば半額のため、1人当たり2100円の割引となります。チケット1枚で4名まで利用可能なため、4名で利用すれば8400円の割引に。リフト1日券割引チケットは3枚もらえるため、すべて4名で利用するのであれば、3枚×8400円=2万5200円分の割引となります。
このようにうまく利用すれば、4年間でおよそ10万円分の割引となるため、4年間でモトがとれるといってよいでしょう。しかも、これ以外に時間貸し駐車場の割引も利用できますし、配当金も2012年7月期と同様に1株につき200円が支払われるのであれば、配当利回りだけでもおよそ2.39%になります。
配当もしっかりもらえ、割引もうまく利用すればかなりお得。スキー場に毎年行く人はもちろん、グリーンシーズンに登山やトレッキング等を楽しみたい人にとっても、スキー場によっては株主優待の割引チケットが利用できます。
業績面も決して悪くはありません。5月末に2013年7月期の連結業績予想(売上高と営業利益)を下方修正している点はマイナスともとらえられますが、営業体制の強化などが原因であるため、さほど大きな懸念点ではありません。下方修正したとはいえ、売上高、営業利益ともに過去最高となる見通しです。
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