裂き織りベスト 浮き織り
一枚の帯揚げをワンポイントで裂き織りに使ったベストです。この技法は浮き織りと言います。
3つのベストの織り地を並べてみました。
今回のベストの織り地のアップはこちら
薄い帯揚げ一枚分しか布地がないときは、よこ糸をたくさん織り、時々裂き布を加えるという方法もあります。
まずはたて糸を張ります。
※ここではわかりやすいように黒とグレーの4本ずつの縞にしています。
糸を何段か織った後、裂き布を一段織り、また糸を何段か織って裂き布を一段織る
するとこのような布地になります。
糸の素材(たて糸とよこ糸)のバランスが大きくなってしまうので、せっかくの裂き布があまり目立ちません。
そこで、裂き布を入れる時たて糸を閉じた状態で4本ずつ(ここでは黒いたて糸)を拾います。
その隙間に裂き布を入れてみました。
糸を何段か織り、次はグレーのたて糸を拾ってその隙間に裂き布を入れました。
それを繰り返すとこのような織り地になり、この織り方を「浮き織り」と言います。
二つの織り方の比較してみます。
上が「浮き織り」です。
裂き布を浮き織りで入れると立体感のある面白い織り地になります。
たて糸とよこ糸・裂き布の使い方をアレンジして、色々なタイプの織り地が出来きます。
布の織り地だけではイメージが分からないのでベストにして紹介します。
織り地を切って仕立てるときのコツは別に説明します。
前に紹介した織りのベストと見比べてみてください。
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