2つのステップであなたもフリック入力上級者に!
フリック入力を上達させるためには、「どの方向がどの文字か、覚えなければならない」と考えている人が多いです。実際には、↑が「う」段 、→が「え」段、などと理屈で覚えるのはかなり大変です。しかし、実際には「覚える努力」をしなくてもフリック入力はマスターできます。なぜなら、「長押し」 もしくは 「円を描くスライド」 を使えば、目で見て確認しながら入力ができるからです。
たとえば、「あいうえお」を入力するとき、上級者は以下のような手順で行います。
- あ、を押して「あ」
- あ、を ← 方向にスライド「い」
- あ、を ↑ 方向にスライド「う」
- あ、を → 方向にスライド「え」
- あ、を ↓ 方向にスライド「お」
初心者なら、まず「長押し」をします。そして、
- あ、を押して「あ」
- 「あ」を押し続けると、十字の方向に「い」「う」「え」「お」が表示される
- 目で見て確認しながら、「い」を選ぶ
- 同じ要領で 長押し→「う」、長押し→「え」、長押し→「お」
少し慣れてきたら、長押しをする時間を省略し、「円運動のスライド」の動きをおすすめします(写真2参照)。
「あ」を押したあと、時計回りに「あ」の周りを指でぐりぐりとなぞってください。指の方向にパタパタと「い」「う」「え」「お」が見えたり隠れたりしています。今度は十字方向でなく、このパタパタを見て確認しながら入力しましょう。
入力したい文字のところに指が合ったら、そこで指を離せばOK。そう、「押したとき」でなく「離したとき」に入力されるので、行き過ぎたら、戻ってから離せばよいのです。
たとえば 「東京(とうきょう)」を入力するときは、
- 真ん中スタート、右から時計回りの運動
- たちつて「と」、あい「う」、か「き」、やゆ「よ」、(小文字、)あい「う」
そのうち、この円運動、とても面倒くさくなってきます。気づいた頃には、「頭の中だけでぐるんと矢印を回し、指はまっすぐ→や↓を指す」という動きになってきます。さらに、頭で考えるもの面倒くさくなったとき、上級者のフリック入力が自然とできています。
ぜひお試しください。