IGZOでフルHDを実現、表示領域もより大きく
SH-06EはCPUやバッテリーなど多くの点が強化されていますが、最も注目が集まるのは、やはりIGZOディスプレイの強化ではないでしょうか。サイズは4.8インチと、4.9インチのディスプレイを採用していたSH-02Eと比べインチ数的には下がっていますが、解像度はフルHD(1080×1920ピクセル)となり、HD画質のSH-02E(720×1280ピクセル)と比べると画素の細かさは一層アップしたことになります。表示領域を大きくするため、従来ディスプレイの中に一体化して配置されていたバックキーやホームキーなどを、ディスプレイの外に独立して配置しているのも、大きな変化といえるでしょう。これによって、ディスプレイ全面に動画やゲームなどの画面を表示でき、より迫力ある映像を楽しめるようになっています。
さらに画面の見やすさを実現するべく、いくつかの画面モードが用意されています。周囲の明るさや時間帯などから、ディスプレイの明るさを自動で調節する“ユースフィットモード”に加え、実物に近い色を再現する“ナチュラル画質モード”、外での見やすさを実現する“アウトドアモード”などが用意されており、シーンに応じて表示モードを選ぶことで、より見やすく快適に利用できるようになるでしょう。
強いて挙げるならば、高解像度ディスプレイを活かす機能として、この夏モデルから採用機種が登場している“フルセグ”に非対応なのが、惜しいポイントといえるかもしれません。もっとも、フルセグ自体まだバッテリーの消費が大きく、モバイルでの利用には限界も感じられることから、現時点での非搭載は現実的な選択といえるでしょう。
次は、SH-06Eのインターフェースについて説明します。