スマートフォン/スマートフォンレビュー

IGZOでフルHD!NTTドコモ AQUOS PHONE ZETA SH-06E(2ページ目)

NTTドコモの夏モデルとして投入されたAQUOS PHONE ZETA SH-06Eは、省電力に高い効果を発揮する「IGZO」を採用したフルHDディスプレイを搭載し、カメラや音楽などの機能強化をはかりながらも、細部にわたって機能と使い勝手を向上させたハイエンドスマートフォンに仕上がっています。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

IGZOでフルHDを実現、表示領域もより大きく

SH-06EはCPUやバッテリーなど多くの点が強化されていますが、最も注目が集まるのは、やはりIGZOディスプレイの強化ではないでしょうか。サイズは4.8インチと、4.9インチのディスプレイを採用していたSH-02Eと比べインチ数的には下がっていますが、解像度はフルHD(1080×1920ピクセル)となり、HD画質のSH-02E(720×1280ピクセル)と比べると画素の細かさは一層アップしたことになります。

表示領域を大きくするため、従来ディスプレイの中に一体化して配置されていたバックキーやホームキーなどを、ディスプレイの外に独立して配置しているのも、大きな変化といえるでしょう。これによって、ディスプレイ全面に動画やゲームなどの画面を表示でき、より迫力ある映像を楽しめるようになっています。
SH-06E

ホームキーやバックキーなどはディスプレイと独立して配置。その分、ディスプレイが広く使えるようになった

さらに画面の見やすさを実現するべく、いくつかの画面モードが用意されています。周囲の明るさや時間帯などから、ディスプレイの明るさを自動で調節する“ユースフィットモード”に加え、実物に近い色を再現する“ナチュラル画質モード”、外での見やすさを実現する“アウトドアモード”などが用意されており、シーンに応じて表示モードを選ぶことで、より見やすく快適に利用できるようになるでしょう。
SH-06E

画面モードを豊富に用意。シーンに合わせて最適なモードに変更するとより見やすくなる

強いて挙げるならば、高解像度ディスプレイを活かす機能として、この夏モデルから採用機種が登場している“フルセグ”に非対応なのが、惜しいポイントといえるかもしれません。もっとも、フルセグ自体まだバッテリーの消費が大きく、モバイルでの利用には限界も感じられることから、現時点での非搭載は現実的な選択といえるでしょう。

次は、SH-06Eのインターフェースについて説明します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます