「大正館」でほうとう作り!
昔の学校校舎を利用したノスタルジックな空間で、地元のお母さんたちがほうとう作りやそば打ちを教えてくれます。地元の方との交流や、昔ながらの食文化にふれることがとても楽しく、印象に残る体験になりました。甲州名物、ほうとう作りを教えてくれたのは、三角巾で髪をまとめたおばあちゃん。きゅっきゅっと力を入れて、手慣れた様子でほうとうの生地を練ってくれます。
生地ができたら、長ーいのし棒で均一になるように伸ばして、包丁で切ります。小麦粉とぬるま湯だけでほうとうができるなんて、今まで知りませんでした。コツを覚えたら、家でも挑戦できそう。
切り終わったら、野菜と一緒に煮込んでできあがり! 野菜の天ぷらやお漬物と一緒に、別室でいただくことができます。味噌と煮干しの出汁がきいた優しいお味で、今まで食べた有名店のほうとうよりも、断然おいしい気がしました。
「大正館」という名前は、旧津金学校が建てられた、大正13年という年号からつけられました。この学校には他に、明治時代に建てられた校舎と昭和時代に建てられた校舎があり、閉校になった後にそれぞれ別の施設として利用されています。
- 大正時代の校舎…農業体験施設「大正館」
- 明治時代の校舎…須玉町歴史資料館
- 昭和時代の校舎…レストラン・ハーブ湯施設がある「おいしい学校」
このように、三世代の校舎が同じ敷地内に並んで今でも活用されている例は珍しいそう。黒板や、木造の机などが昔のままに残されている教室もあり、写真を撮るだけでも楽しい空間です。
大正館では、ほうとう作りの他にも田植えや稲刈り、陶芸やジャム作りなども体験できるので、八ケ岳でひと味違った体験をしてみたい方にはぴったりです。今度訪れる際には、併設の「おいしい学校」でハーブ湯に入ってみたいと計画中です。
■大正館
公式HP:http://www.taishoukan.jp/
*おいしい学校:http://www.oec-net.ne.jp/
※上記データは記事公開時点のものです。