K-POP

001回 Zion.T『Red Light』(2ページ目)

2013年最新のK-POPアルバムを紹介!!

執筆者:古家 正亨

「see-through」MV

http://www.youtube.com/watch?v=AcEuJSqRigo

2011年に発表したデジタルシングル「Click Me」でデビューを果たし、韓国のUsher(アッシャー)と言われたほど。ただ、僕は初めて彼の声を聴いたときは、声変わりした後のTevin Campbell(テヴィン・キャンベル)かと思いましたが・・・。彼もそうでしたが、その良い意味でのアヒル声が特徴的です。

「Click Me」MV

http://www.youtube.com/watch?v=Ax8waD5rqvI

そんな彼がようやくこの4月に発表したのが、デビューアルバム『Red Light』。これが実によくできたアルバムでして、今年に入って、ようやく、オリジナリティのあるアルバムに出会ったような気がします。
このアルバムには、楽曲的に言うと、所謂ネオソウル、ヒップホップは勿論、Zion.T的解釈のレゲエといった、R&Bをベースとした様々なジャンルの曲が11曲収録されています。
曲は、土臭いR&Bではなく、かなりアーバン・コンテンポラリーな感じと言えばいいでしょうか。そんなおしゃれなサウンドに乗せられたのは、意外にも、日常の何気ない風景や人々の動きを取り入れた、彼特有の視点で描かれた“出会い、愛、そして・・・(当然!)別れ”が表現されていて、トラック1から順に聴いていえば、一本の映画を観ているような感覚で楽しめる、そんなアルバムに仕上がっています。

タイトル曲に選ばれたのは「Babay」という、先に挙げた「see-through」の続編的楽曲。事務所代表でもあるDynamic DuoのGaekoがラップでフィーチャーされ、Primaryがアレンジを手掛けたという1曲。

「Babay」MV

http://www.youtube.com/watch?v=84m-0uO39SY

ま、このタイトル曲は“ありそうな”感じで特別感はそれほどないんですが、でも耳触りのよいR&Bに仕上がっています。
それよりもおすすめは、映画監督をコンセプトにしたという1曲目に収録された「O」。
人気アーティスト、Verval Jintをフィーチャーした「Doop」、コード進行の面白さが光る自信過剰男の嘆きが粋な「She」、そしてPrimaryの初レゲエ・アレンジ曲であり、あのヤン・ドングンをフィーチャーしたことでも話題の「地球温暖化」、エレビが心地よいバラード曲「柔らかなメロディー」、そして彼のデビュー曲のアコースティック・アレンジヴァージョンである「Click Me」2013年バージョンといった、どの曲も聴きごたえあります。

正直、韓国では大衆性のある音楽として評価されてはいませんが、アジア人でここまでできるという点で、今の日本にはいないタイプのアーティストではないでしょうか。
UsherやNe-Yo(ニーヨ)、古くはBaby FaceといったアメリカのR&B、アーバン・コンテンポラリーが好きでよく聴いていた、いや、今もよく聴いているという人には、韓国人であることを感じさせない、違和感なく聴けるR&Bの良盤として楽しんでいただけるはずです。

※1 アメーバカルチャー Zion.T オフィシャルHP
http://www.amoebaculture.com

Zion.T Twitter
https://twitter.com/SkinnyRed

Zion.T mini HP
http://minihp.cyworld.com/pims/main/pims_main.asp?tid=21289651
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