大学生の約45%は、自宅外に住み、いわゆる下宿生活を送っています。(2010年独立行政法人日本学生支援機構発表データ)大半の学生は、民間不動産会社で賃貸住宅を契約したり、大学生協などで大学の近隣の部屋を探しています。なかには大学の運営する学生寮や、育英会などが運営する県人寮、あるいは学生会館や学生マンションなど、さまざまな部屋があります。

今回は、こうした、学生専用の部屋の違いについて分析していきましょう。

どのタイプにもメリットとデメリットがあり、自分にあったものを選ぶことがコツ

大学の学生寮、育英会などが運営する県人寮、学生会館、そして学生マンション……。いったいどれが一番いいのでしょう?

まず、結論から言いますと、どのタイプにもメリットとデメリットがあります。そして自分にあったタイプを選ぶのがポイントです。

特に、学生のみなさんが混同してしまうのは、学生会館と学生マンションです。このふたつは、大きく違います。わかりやすくいうと、前者には、「門限があり」「寮長さんがいて」「食事がつき」「お風呂などは共同」で、学生寮や県人寮に近いタイプです。栄養のバランスの考えられた食事を毎日取り、同じ寮のみんなとわきあいあいと、歓迎会やイベントなどに参加したりするのであれば、学生会館はいい環境でしょう。そのかわり門限はありますし、寮の仲間との親睦も深めていく必要があります。そうしたことが「煩わしいな」と感じる方は、学生マンションのほうがあっています。学生マンションは詳しくは後述しますが、学生向けの専門のマンションという意味で、基本的には門限はなく、集団生活のようなルールはありません。その分、隣人との接点は薄く、民間の賃貸住宅に近い物件です。

違いを一覧にすると以下のようになります。左のタイプほど「集団生活」を意識しますし、右のタイプほど「個人生活」ということになります。

学生会館と学生マンションの違い

学生会館と学生マンションの違い


図はあくまでも一般論で、個々の物件により諸条件は異なります。

それでは、続いて、それぞれのメリットデメリットについて、詳しく論じていきましょう。