携帯電話/スマートフォンの選び方

子どものための安心なケータイ・スマホの選び方(2ページ目)

子どもにケータイを持たせるべきかどうか。年頃の子どもを持つ親としては気になる話題ですよね。先日、MMD研究所が「小学生の子を持つ親の携帯電話・スマートフォンに関する意識調査」と題した、アンケート調査の結果を発表しました。

太田 百合子

執筆者:太田 百合子

携帯電話・スマートフォンガイド


これからはスマートフォン。でも心配の種もいっぱい!

実際にケータイからスマートフォンに乗り換えた人はわかると思いますが、スマートフォンではケータイ以上に、インターネットに触れる機会が増えます。そしてインターネットには、子どもには触れさせたくないものや、危険もたくさんあります。しかしこれからの世の中、インターネットを避けて通ることはできません。「クラウド」という言葉がもてはやされているように、世の中の流れは、あらゆるものをインターネットの向こう側に置いて、どこからでも、どんな機器からでもアクセスできるようにして、より便利にしよう……という方向に向かっているからです。

でも親としては、子どもをインターネット上の嫌なもの、危険なものからできるだけ遠ざけたい。そこで大切になってくるのが、教育だと私は思います。

先日、アメリカのあるお母さんが、13歳の息子にスマートフォンを買い与えるにあたって作成した契約書「スマホ18の約束」が、新聞やテレビで取り上げられ、大きな話題になりました。詳しい内容は、さまざまなサイトやブログに紹介されていますのでここでは割愛しますが、私がこの「スマホ18の約束」で素晴らしいと思ったのは、スマートフォンを持つことで起こりうる様々な問題を親がしっかりと把握して、子どもにそのことを認識させ、約束させている点。危ないから触らせないのではなく、問題を理解した上できちんと教育しようという、お母さんの愛情がひしひしと伝わってきます。

子どもにスマートフォンを持たせることに関しては消極的な声が多い。

子どもにスマートフォンを持たせることに関しては消極的な声が多い。

中には、子どもにスマートフォンは不要と考える人もいるでしょう。MMD研究所のアンケート結果でも、子どもへのスマートフォンの購入意向は、購入したいと思う、やや思うをあわせて20.3%しかなく、多くの親が消極的な意見です。しかしケータイからスマートフォンへという、世の中の流れは止められません。またこの先、インターネットも避けて通ることはできません。

ならばスマートフォンを無理に選択肢から外すのではなく、子どもとしっかり話し合い、リテラシーを高める教育をしていくことこそ、大切なのではないでしょうか?

 

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