だからといって電子書籍はどうなんだ?
電子書籍が普及しないという状況下において、電子書籍に接触する機会が無いため、その利便性をユーザーが理解できないのではないでしょうか?以前からガイドが記事にしているBookLive!のLideoのように、リアル書店で電子書籍端末を販売するということは、電子書籍を知らない人たちへの訴求として一番効果的ではないでしょうか?
また、紀伊國屋書店は新宿本店で電子書籍を体験できるコーナーを設置して、電子書籍に接触する機会を作っています。
まずは、接触する機会を作ってあげる
WALKMANで購入したONE PIECE
学校の図書館にコロコロコミックを置くとか電子書籍端末を学校の図書館において電子書籍を図書館で貸し出す等しないと、この先のコロコロコミック読者や電子書籍読者が増えて行かないと思います。
親が買ったONE PIECEを子供がPSVitaで同期して読む
市場のプレイヤーとしての接触機会の構築は、急務だとガイドは考えています。
とはいえ、スマホの中のキラーコンテンツ
コロコロコミックや電子書籍の接触機会を増やしたとしても、小学生のスマホ所持率は上がっています。2010年の7月、中学受験の聖地である御茶ノ水駅に向かう小学4年生ぐらいの女の子が、iPhoneで青空文庫を読んでいたことに衝撃を覚えて早3年。スマホには中学受験用のアプリや、LINEなどのキラーコンテンツがあります。コロコロコミックや電子書籍は、これらと真っ向勝負しなければならない中、接触機会を上げた先に、コンテンツの中身の勝負がはじまることになります。
その時、コロコロコミックも電子書籍も、コンテンツの中身で勝てるものを提供できるか?というところも、その先に問われていると思います。