国家試験受験のための資格が必要

社会福祉士試験は、行政書士試験のように誰でも受験できる国家試験ではありません。国家試験受験のための資格が必要になります。
社会福祉士国家試験受験資格を得るには、いくつかのルートがあります。

1.福祉系4年制大学等で指定科目を履修して卒業
卒業時に受験資格を得ることができます。もちろん卒業見込みでも受験が可能です。通信制大学でも同様ですから、本格的に福祉を勉強されたい方にはおすすめです。
2.福祉系短期大学等で指定科目を履修して卒業
2年制の場合は2年、3年生の場合は1年の相談援助の実務経験で受験資格を得られます。相談援助を行う職種については厚生省令で定められていて、たとえば介護職は相談援助業務を行う職種にはなりません。
3.福祉系4年制大学等で基礎科目を履修して卒業
社会福祉士短期養成施設等(期間6か月以上)を修了することで、受験資格が得られます。
4.福祉系短期大学等で基礎科目を履修して卒業
2年制の場合は2年、3年生の場合は1年の相談援助の実務経験があり、社会福祉士短期養成施設等を修了することで受験資格が得られます。
5.社会福祉主事養成機関を修了
社会福祉主事(任用)資格養成機関を修了した後、2年の相談援助の実務経験があり、社会福祉士短期養成施設等を修了することで受験資格が得られます。
6.児童福祉司、身体障害者福祉司、査察指導員、知的障害者福祉司、老人福祉指導主事の実務経験
行政職であるこれらの職種において4年以上の実務経験があり、社会福祉士短期養成施設等を修了することで受験資格が得られます。
7.福祉系以外の4年制大学等を卒業
社会福祉士一般養成施設等(期間1年以上)を修了することで受験資格が得られます。実務経験は必要ありませんが、1年以上の相談援助の実務経験がない場合は、180時間以上の相談援助実習を行うことが必要となります。
8.福祉系以外の短期大学等を卒業
2年制の場合は2年、3年生の場合は1年の相談援助の実務経験があり、社会福祉士一般養成施設等を修了することで受験資格が得られます。
9.相談援助の実務経験が4年以上
社会福祉士一般養成施設等を修了することで受験資格が得られます。

社会福祉士養成所は、通信制や、夜間部も多くありますので、働きながら学ぶことも十分可能です。
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こつこつ勉強するのが大事



国家試験の難易度は

受験資格を得ると、いよいよ国家試験受験ということになります。社会福祉士国家試験の合格基準は約60%程度の正解を基準として、その試験の問題の難易度によって補正した得点とされています。ですので、6割の得点を得るのが目安と言えましょう。合計150問ですから、90問は正解しないといけません。また、1科目群でも0点であれば不合格になりますから、不得意科目での得点が鍵になるかもしれませんね。

近年の合格率は、第22回-27.5%、第23回-28.1%、第24回-26.3%ですが、福祉系大学、短期大学等の卒業者に比較して、社会福祉士養成施設修了者の方が合格率が大幅に高く、社会人にとっては有利な資格といえるかもしれません。
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