日本柔道ピンチ
ロンドン五輪の結果を見てもわかるように、いま日本の柔道は危機的状況です。日本人選手の技術は研究され、得意な型をとらせてもらえません。日本人選手がこの状況を打開し、柔道の宗主国としての地位を守れるのか。それとも日本はその地位を失い、外国人選手による新たな柔道のスタイルが主流となっていくのか。柔道の技術の相克に注目です。ルール改正
2013年から国際試合で足取りが全面禁止されます。この改正により日本人選手が有利になるのか、外国人選手がどういう対策をとってくるのかに注目です。寝技に注目!
柔道観戦というと、華麗な投げ技に目を奪われがちですが、寝技もまた奥深いものです。長い間、柔道の試合では、立ち技が重視され、寝技は制限される傾向にありました。しかし最近は、松本薫選手(ロンドン五輪・金メダル)や中矢力選手(ロンドン五輪・銀メダル)、中矢選手を破ったロシアのマンスール・イサエフ選手(ロンドン五輪・金メダル)など、寝技が強い選手の活躍が目立ち始めました。
寝技は地味で分かりにくいですが、寝技の技術、駆け引きが理解できるようになれば、柔道の試合が飛躍的に面白くなるはずです。