背負い機能に変化をもたらした「天使のはね®ランドセル」
今では1年生になったらランドセルを背負うのが一般的となっています。しかし実は昭和30年代に入り人工皮革のランドセルが登場したことがきっかけで多く普及することになったのです。その後、ランドセルの「背負い構造」においては大きな変化がない中で、背負うサポート機能を備えたランドセルが登場したのが今から11年前の2003年。株式会社セイバンにより、約3年かけて開発された、「天使のはね®ランドセル」です。
天使のはね
天使のはねのリフトアップ機能を採用しているのは、セイバンナショナルブランド商品以外に、百貨店や専門店及びブランドOEMなどでもあります。いずれも、「〇〇のランドセル天使のはね®」として販売されています。各社、本体生地を凝らしたり、緩衝材を内蔵したベルトを使用したり、デザインを凝らしたりとバリエーションも多く、皆さんが目にする機会も多いと思います。
ランドセルの中でも高機能を備えた天使のはね®は、フィッティングをして体に合うと、その効果をより実感できます。
「天使のはね®ランドセル」は子どもの身体の負担を
軽減する機能が充実
「天使のはね®」はお子様の肩や背中にかかる負担を軽減するため、肩ベルト部分の立ち上がりに樹脂系のパーツを内蔵。この“はね”で肩ベルトが立ち上がり、リフトアップ機能が働くので、局所にかかる重さが均等化され体感重量を軽減することができます。天使のはねの肩ベルトはリフトアップ機能が働き、子どもの肩や背中の負担を軽減に
「3D肩ベルト®」と呼ばれる湾曲形状のベルトの形は、内径を長く、外径を短く作られているので、接触面積を広くすることにより、お子様の肩にかかる負担を軽減する形状となっています。
内径を長く、外径を短く作られている「3D肩ベルト®」と呼ばれる湾曲形状のベルト
「ひねピタ」と言われる形状記憶プレートが内蔵されたベルト部分は、肩、胸、わき腹にフィットします。この形状で、ベルト金具はわき腹にあたると言ったトラブルを解消。
「ひねピタ」と言われる形状記憶プレートが内蔵されたベルト部分
ベルト通しの金具にひねりを加えた「ピタッコ」もお子様の身体によりフィットする機能です。
ベルト通しの金具にひねりを加えた「ピタッコ」もお子様の身体によりフィット
肩ベルトに内臓している「ラクパッド」で肩ベルトがズレるのを防止
その他にも以下のようなお子さまの身体の負担を軽減する機能があります。
「チルトプレート」と呼ばれる傾斜のついた底敷。教材が背中側に倒れるようにすることで、体感重量を軽くします。
「左右連動背カン」は、体が左右に動いても体の中心に重心を保つ機能で、安定した姿勢をキープ。
「ワンタッチジュラロック」はアルミニウム合金で作られた錠前。開閉するのに便利な機能で左右どちらでも開錠できるリバース式を採用。
それぞれの機能が備わっているかについては、ランドセルのタイプにより違いがあります。詳しくはセイバン公式HPをご覧下さい。