値動き2倍の「ブル型」、値動き逆の「ベア型」
ブル(雄牛)とベア(熊)、今の投資環境にはどちらの攻撃スタイルが合ってる!?
たとえば、日経平均株価を対象とするブル型ETFであれば、日経平均株価が1日で5%上昇すると、価格が2倍の10%上昇する仕組みになっています。反対に日経平均株価が5%下落すると、ETFの価格は10%下落します。よって、とてもハイリスクです。このタイプは実際のマーケットの倍の値動きをすることから、「レバレッジ(てこの原理)型」とも呼ばれています。
一方、ベア型の「ベア」はクマという意味で、爪を上から下に振り下ろす動作から「下落相場」をあらわします。つまり「ベア型ETF」は下落相場においてリターンが期待できるタイプということ。たとえば、日経平均株価が1日で5%下がると、日経平均株価を対象とするベア型ETFの価格は5%上昇します。反対に日経平均株価が5%上がると、ベア型ETFの価格は5%下がります。対象とする株価指数とは逆の値動きをすることから、「インバース(逆の、反対の)型」とも呼ばれています。
では、ブル・ベア型ETFの活用法について、次のページでご紹介しましょう。